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証券外務員一種の勉強法

証券外務員一種に受かったので、備忘録を兼ねて勉強法をまとめたいと思います。

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上記の通り試験結果には「合格!」といった記載はなく、70%以上の得点~~~という記載になるため、よく読まないと受かったのかどうかがわかりません。

ちなみに、試験結果の文言をみても分かる通り、証券外務員一種に受かってもしかるべき登録をしないと外務員としての仕事はできません。自分はただのIT屋なので、この登録はしていません。

ちなみに、証券外務員一種自体はそこまで難しい資格ではないですが、外務員としての仕事をするにあたっては必須になるので、その手の職業の人の場合落ちたら恥ずかしいという意味ではあなどれません…。

はじめに

そもそも証券外務員一種を受けようとしたきっかけとしては、数カ月前の異動がきっかけでした。もともと異動前も金融系のシステム屋をやっていたのですが、がっつりとした業務知識が必要な部署ではなかったため、この手の勉強は新人時代にちょろっとやったくらいで以降ほぼノータッチ。他方で異動後はもろ業務のシステムだったため、己の知識不足を痛感するに至りました。

なので、せめて証券外務員一種受かるくらいの知識レベルには達しようと思い、勉強をスタートしたのがきっかけです。

計画

もともと今年の5~6月くらいに受験しようと思っていたのですが、TOEIC終了後の燃え尽き症候群的なやつで勉強する気がろくに起きませんでした。そうこうしているうちに6月も終わりに近づき、さすがにそろそろ動き出そうと思って本格的に着手する、という立ち上がりは非常に無計画な状態でした。

ちなみに証券外務員一種はテストセンターで試験日を予約して受験するため、受験日はかなり恣意的に設定できてしまいます。これもだらだら伸ばしてしまった原因でしょう…。(言い訳ですが…)

本格着手後も、頭から計画的に勧めたというよりは、とりあえず問題集をやっておおよそのペース配分がつかんだ上で、再度スケジューリングした、という感じで進めました。

結果論として以下のように学習を進めていました。

  • 6月末~7月中旬:問題集1週目。わからない単語等を徹底的に調べる。
  • 7月中旬~8月上旬:問題集2週目。基本的な知識はだいたい抑える。→この頃に、学習スピードとテストセンターの空きを加味して試験日を8/29(月)で設定。
  • 8月上旬~8月下旬:問題集3週目。ある程度要領も掴んできて、スピードも上がる。
  • 8月下旬~試験日(8/29):苦手な箇所や重要なポイントに絞って勉強。

参考書

定番の2冊を用いました。

  • うかる!証券外務員一種 必修テキスト
  • うかる!証券外務員一種 必修問題集

ちなみに、最新版ではなく中古で2013-2014年度版を買いました。
おかげで消費税の計算が5%だったり、東証大証がまだ統合していなかったりという状態でした。仕事柄そのあたりの話は知っていたので、情報が古くても問題はありませんでしたが、万人にはおすすめしません…。

戦略

まず、証券外務員一種は大きく2つの問題形式があります。○×の2択問題と5つの選択肢から選ぶ5択問題(1つだけ選ぶ時もあれば2つ選ぶ時もある。)
この時なんといってもポイントは5択問題です。2択問題は1問につきたったの2点。しかし、5択問題は1問につき10点です。つまり2択問題を1問ミスったくらいでは大した痛手ではないのですが、5択問題は1問ミスるとかなりの痛手となります。

ちなみに2択問題が70問→140点分、5択問題が30問→300点分の合計440点満点なわけですが、合格ラインは7割(308点)。つまり5択問題が全問正解すれば、2択問題はたったの4問解ければ合格ということです。かなり点数が偏っています。
※5択問題でも、2つ選ぶタイプの問題は1問につき5点の配点らしいですが。

つまり何が言いたいかというと5択問題は極力外さないようにする必要があります。そして分野にもよりますが、原則計算系は5択問題で出るので、計算問題を頭に叩き込んでおけば5択問題をかなり拾うことができます。
財務諸表系の計算、株式の収益率系の計算、債券の利回り計算、信用取引の委託保証金計算、先物取引の損益計算、オプション取引の損益計算あたりは確実に抑えたいところです。

次のポイントは、証券税制と投資法人捨てることです。(もともと自分が証券外務員一種を受けるきっかけは知識をしっかり習得するためでしたので、捨てるという行為は本来邪道なのですが…)
理由としては単純で、難易度の割に配点が低いからです。まず証券税制について、税金周りは法律でコロコロかわってしまいますし、出てくる数値にも根拠がありません。(XX税がxxx%といっても、そのxxx%はなんらかの理屈があるわけではないので、ただの暗記になってしまいます。数値の羅列を丸暗記するのは正直きつい…。)
投資法人投資法人特有の規則などをいちいち覚えていられません。基本的な委託者指図型投資信託をおさえるのでいっぱいっぱいだと思います。

あとは個人の得手不得手に応じてという感じになりますが、苦手なところは適宜捨てて、確実に7割狙うようにするのが効率的かと思います。特に「こりゃ2択問題でしかでない知識の問題だわ~」というものであれば捨てる優先度は高くなるでしょう。

経過

問題集1週目:前提となる知識も全然無いため、1つ1つの○×問題を解くのにかなり苦労。わからない単語はネットも駆使して調べる努力をしました。ちなみに5択問題はほとんど解けませんでした。とりあえずわからなくてもいいからやりきることを目標に、なんとか問題集を1週しました。結構辛かったです。

問題集2週目:基本事項はある程度抑えたのですが、やはり難しい問題、どうしても暗記しないといけない問題、そして計算周りは相変わらずさっぱりでした。2週目の段階では解けない問題が解けるようになったというよりも、自分ができていない(苦手としている)問題は何なのかを詳らかにするような感覚でした。このあたりでオプション取引の考え方や計算問題系の基本的な考え方をちょっとずつ抑え始めました。

問題集3週目:基本事項はもうほぼ問題なし。2週目でつまづいた問題もある程度解けるようになり、ようやく「解けない問題が解けるようになった感覚」になってきました。が、やはり難しめの問題や計算系には不安が残る感じでした。

8月下旬~試験日(8/29):問題集を3週したうち、2回以上解けなかった問題をざっと確認する感じでスピーディに総復習しました。他方、計算問題はじっくり1問1問手を動かして、すべて理解しきるまでやりました。(どっちみち計算問題は全部2回以上解けていなかったので、すべて総復習することに・・・)

ちなみに試験日前日に問題集巻末の模試を解いたところ、370点(=84%)でした。もっとがっつり前日に勉強しようかなと思いましたが、思いの外巻末の模試の点数がよかったので、間違ったところを軽く復習する程度にとどめました。

当日

リラックスして受けたいため、とくに問題集などは持参せず手ぶらで試験会場に行きました。(本重たいし・・・)

いざ試験を取り組むと、本番の問題は結構難しかったです(特に金商法周り)が、難しいということは事前に聞いていたため、そこまでおじけずに済みました。

狙っていた計算問題も特に迷うこと無く回答し、証券税制と投資法人は完全に捨てて、無事90分ほどで解答を終えました。見直しをして、期待値を計算して7割は超えてそうな感覚だったため、そのまま試験終了をし、受付にて証書を受領しました。

結果

一番最初に記載したとおり、無事70%以上の得点でした。実際に何点とったのかはわからないシステムなのですが、TOEICみたいに点が高ければ高いほうがいいというタイプの試験ではないため、受かればおkです。

トータル勉強時間は概算ですが、平日30分、土日で2時間くらいを1ヶ月半ほどでした。合計で30時間くらいでしょうか。

仕事に関する業務知識で言うと簿記周りも必要になるので、次は簿記をターゲットにしますか…。(5年前に受けて2点足りなくて落ちたトラウマが…。)