一生旅行生活してえ

最近は主に資格取得関連のメモとか勉強法とかを整理

29歳会社員 イタリア旅行1日目~本場のスリに遭う~

29歳になりました。

プロローグ

実は先日入籍したため、新婚旅行としてイタリアに行くことになりました。結婚式は10月とまだ先で、本来であれば結婚式も終わって一通りやることから解放されてからハネムーン、、、といきたいところでした。しかし、弊社の規定として、結婚休暇は入籍から三ヶ月以内or結婚式から3ヶ月以内と定められており、結婚式後にヨーロッパに行くと真冬になってしまうため、5月の入籍後に結婚休暇を取得しヨーロッパに行くことにしました。

色々調べると7月からはバケーションのシーズンのためか飛行機が高かったのですが、そのちょっと前の6月であればグッと価格が下がったため、ターゲットを6月に定めました。ちなみに中国国際航空を利用して北京経由で往復6万5千円程度です。直行便だと最低でも12万くらいはしたので、およそ半額で行けることになります。ヨーロッパと言えども、片道3万強で行けるんですねぇ~。

RX100m3と6DとSIGMA 50mm Art、そして17-40mm F4Lをこの旅行に持っていきました。

出国

というわけで出国です。今回の便、単に安いだけではなく、なんと羽田発着という利便性もありました。ちなみに北京の乗り換えで待つ時間も2時間程度なので、そこまで乗り継ぎによる時間のロスもありません。成田まで行ってからの直行便利用の場合と比較しても、移動時間に大きな差異が無いものありがたい限りでした。

日本時間の6/24(土)朝9時頃に出発して、昼頃に北京乗り換え、そしてローマ時間の6/24(土)18時頃に空港につきました。飛行機の中では事前にローカルに落としておいたアマゾンプライムビデオの「バチェラー」を見続けていました。

ローマ到着

そうしてローマに到着しましたが、現地時間で18時、日本時間ではもう25時なので頭の中は半分眠っていました。とりあえずサクッと空港で両替を・・・したのですが、レート悪すぎ!手数料とりすぎ!!3万円を両替したのですが、返ってきたお金は180ユーロほど。(日本円換算で23,400円ほど。)なんと6千円以上が吸い取られました。日本の空港の方がまだマシです。アジア・東南アジアばかり旅行している自分には知らない世界でした・・・。

次にプリペイドSIMを購入しました。やはりこのご時世、ネット環境はもはや生きていく上で欠かせません。TIMという日本で言うところのNTT的なキャリアの窓口で契約しました。プラン内容は4GBと200minの通話だったかな?35ユーロでした。(日本円で4,500円くらい)事前に調べた時にはデータ通信のみのプラン等もあるということでしたが、プランの内容は適宜変わっているようです。

その後、ローマ中心駅である、テルミニ駅に行くためにレオナルドエクスプレスのチケットを購入し、空港から電車で出発しました。ちなみに、イタリアは電車のチケットやバスのチケットを買った場合は、打刻機にてチケットに時間を印字しないと罰金が取られる、というシステムのようで、そんなん知らない旅行者が次々と罠に嵌められるようです。

そうしてフィウミチーノ空港からテルミニ駅まで30分ほどで到着。そこから地下鉄に乗り継いでホテル最寄り駅へ。地下鉄の券売機が3~4台あったのですが、最初に買おうとおもっていた券売機が壊れていたので、別の券売機でチケットを購入しました。先に言っておくと、この手の機械が壊れている事案はこれからほぼ毎日発生します。これがローマクオリティ…。

地下鉄の駅からホテルは近い上に、道も分かりやすかったので、特に迷いこともなく到着できました。この日は移動の疲れもあったため、このまま就寝。

1日目

翌日になりました。本当は昨日時点ですでに一日目は終わっていますが、移動だけだったので、事実上旅行としての一日目をこの日とします。コロッセオ周辺を午前中に見て、午後からは適当に街歩きをしようという感じでした。

 

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とりあえず地下鉄のホームで適当に写真をパシャパシャ。その後電車がやってきたので乗り込みました。が、なんかババア集団が邪魔をして電車の中に入れません・・・。無理やりババアを押しのけて電車に乗り込みました。ババアたちは電車を降りていき、なんだったのやらと思っていたところ、なんとカバンがパッカリ空いているではないか!そして財布が無い・・・!ババア!○ね!!!

イタリアはスリが多いというのは有名ですが、まさか初日の出発早々からやられるとは思ってもいませんでした。カバンにはKindleとパスポートも入っていましたが、財布以外は無事でした。ババアたちも現金だけが目当てだったのでしょう。財布そのものは100均で買った安物、そして財布には最悪取られても良い金額だけ入れておいたのが不幸中の幸い・・・いや、逆に「これなら最悪取られてもいいわ~www」と思って油断してしまっていたのは確かにあります。

顔つきから言ってもおそらくあのババアたちは移民でしょう。ヨーロッパで移民たちが忌み嫌われる理由がよくわかりました。

・・・と、ここでもう1つ重要なことが。財布にはお金だけではなく、スーツケースの鍵も入れていました。つまりこのままだとスーツケースの鍵がかかりっぱなしになってしまっています。
そもそもなんでスーツケースの鍵なんてかけてきたのかというと、ホテルの金庫が壊れていて鍵が閉まらなかったので、貴重品をスーツケースに入れたためです。そう、この壊れているのがローマクオリティ。

というわけで最大の試練が最初にやってきました。

まず、財布の金についてはもうどうしようもないので、さっさと諦めることに。クレジットカードは別で持っていたので、支払いは可能な限りカードで済ませるようにしました。そしてスーツケースの鍵についてはGoogle先生に色々聞いてみたところ、針が2本あればピッキングで開けられるとのこと。実際にYouTubeにもピッキング動画が上がっていました。なので、鍵についてはホテル戻ってからピッキングすることにしました。

ローマパス

テルミニ駅についたので、まずはローマパスを買います。なお、スーツケースの鍵を開けるのは一通り観光してからにします。ローマパス購入はクレジットカードでできるので、特に問題なく購入。ローマパスの利点についてはググれば色々出てくるので、細かい解説はそちらに任せます。簡単に言えば公共の交通機関乗り放題+美術館や博物館の優待券です。

そのままテルミニ駅からまた地下鉄に乗ってColosseo駅に行きました。ちなみに以下のようなルートでコロッセオから色々回っていきます。正確に辿った道ではないのですが、これはもうGoogleマップでの限界です…。

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コロッセオフォロ・ロマーノ

 やってきましたコロッセオ!駅から降りたらすぐ目の前にあります。でかい!

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この写真に映っているエリアはそこまで人が多くないですが、チケット購入列はかなりの人だかりでした。が、ローマパス所持者は優先列に並んでサクッと入ることができるため、ほぼノータイムでコロッセオ内部に入っていきます。優先列は人が少なすぎて、本当にここから入っていいのか不安になるくらいでした。

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コロッセオの感想は、でかい。とにかくでかい。そのスケールに圧倒されます。こんなのが2000年くらい前に作られたと考えるとすごいですね。当時からここまでの建築技術があったとは。日本は弥生時代ですよ。Wikipediaで調べてみたら卑弥呼が生まれる前に、すでにこれができているじゃないですか!

ただ、全体的に色が地味なので写真としてはイマイチ。また、でかすぎるので、中からだと広角レンズでも写しきれませんでした。

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コロッセオから見えるコンスタンティヌス凱旋門。これもでかいっすね。西暦315年に作られたようです。日本では古墳作っていた時代だぞ。

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ちなみに地上から見るとこんな感じです。後ろの方にコロッセオがあります。Wikipediaによると、フランスのパリに建設されたエトワール凱旋門のモデルにもなっているということです。

ラティーノの丘

コロッセオからそのままパラティーノの丘に行きました。ここからフォロ・ロマーノを見渡せるようです。行ってから知りました。

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入り口はこんな感じ。実は当初は直接フォロ・ロマーノに行こうと思ったのですが入場列が長かったので、こちらから行くことにしました。手前にいる黒人が水を売っていますが、この手の物売り黒人移民がローマにはわんさかいました。地球の歩き方にも載っている、スペイン広場のミサンガ売りもこの系統です。移民となってしまうとこういう仕事しか就けなくなってしまうんでしょうね。移民がほとんどいない日本ではあまり気にすることないですが、いざこういう移民問題がある国に行くと実感します。地下鉄のスリもおそらく移民だしな。

んで、ここから丘に登っていくのですが、その過程でいくつかちょっとした遺跡っぽいのもあるものの、これと言って見栄えのあるものはありませんでした。さっさと上まで登っちゃえばよかったな。写真も幾つか撮りましたがブログにうpするほどでもなく・・・。あえて言うことがあるとすると、自販機を見つける度、2台につき1台は必ず壊れていました。ローマで自販機を信用してはならない。

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上からの景色はこんな感じ。ローマの中心部に向かって写真を撮った感じです。奥の方にヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂が見えます。この記念堂もむちゃくちゃでかくて、ローマにてちょっと高台にいくとどこからでも見えました。

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観光客慣れしている鳥。近寄っても全然逃げていきません。むしろ餌くれとねだってきます。奥に見えるのはコロッセオです。

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これがパラティーノの丘から見下ろしたフォロ・ロマーノです。スケールがでかすぎてなんだかよくわかりませんが、ゴマ粒みたいのが人間です。
ラティーノの丘を降りて、直接フォロ・ロマーノの敷地に入っていきます。

f:id:s_tkmt:20170811094657j:plain下からだとこんな感じです。
これで一通り遺跡を回ったので、ホテルに戻ることにしました。死ぬほど暑かったのでへとへとです。このあたりはちょうどいい感じの地下鉄駅がないので、歩いてバス停へ向かいます。

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歩いている途中に通ったヴィットリオ・エマヌエーレ二世記念堂。写真の左下の方に人がいるので、それと比べてみて分かる通り、とにかくでかい!さっきパラティーノの丘から撮った写真にも写り込んでいたやつです。

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15分ほど歩き、あえて最寄りのバス停ではなく、トッレ・アルジェンティーナ広場まできました。ここにはネコがたくさんいる、ねこねこスポットのようです!

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が、死ぬほど暑くて猫達はみんな日陰に入っていました。(写真中央部にちっちゃく写っています。)色々柵がはられていたので広場の中に入れず。猫写真をいっぱい撮るつもりでいましたが断念しました。(後からわかったのですが、この広場の中に入り込んでも実はOKだったようです…。)

その後、近くのバス停からホテルの最寄りバス停まで行き、ホテルに帰りました。

ピッキング

ホテルに帰る前に昼ごはんを近くのレストランで持ち帰りで購入しました。トリップアドバイザーの口コミを見てもかなり評判上々。今旅が終わって思え返して見ても、確かにうまい店でした。

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パスタ的やつとかラビオリ的なやつとかを持ち帰りました。

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麺をよく見るとわかるのですが、表面に筋が入っており独特の食感でした。メチャウマです。持ち帰りではなく、出来たてでも食べてみたかったです。

さて腹ごしらえをしたところでピッキングです。youtubeや各種Webサイトを見てピッキングのやり方を調べまくります…。安全ピンや髪留めのピンを駆使して格闘すること30分ほど・・・ガチャ!無事開きました!というわけで案外なんとかなりました。今後はもうスられる財布が無いので、スリも怖くないぞ!

スペイン広場~トレヴィの泉

さてホテルで一休みしたところで、次はスペイン広場に向かいます。悪質ミサンガ売りを探すぞおおおお!大雑把にはこんな感じのルートでトレヴィの泉まで向かいます。

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ホテルを出てトラウマとなっている地下鉄に乗り、最寄りのSpagna駅へ。駅についたらすぐそこにありましたスペイン広場。

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ローマの休日ジェラート食べるシーンのあの名物階段です。今は階段での飲食禁止らしいですが。

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階段登って上から見渡すとこんな感じ。そしてあたりを見るといるわいるわ水売り黒人、バラ売り黒人、おもちゃ売り黒人、ハンドスピナー売り黒人…。肝心のミサンガ売りがいねぇ!!

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 というわけでふらふらと歩いてトレヴィの泉まで向かっていったのですが、その道中で見つけました!ミサンガ売りの黒人!が、怖いので近寄れません!遠くからでもまじまじとカメラを向けて撮影するわけにもいかず・・・。風景撮ってるふりしてムービーでミサンガ売りを撮影しようとしましたが、突然のことだったので全くピントが合わず大失敗。ミサンガ売り激写は諦めました。

f:id:s_tkmt:20170814194534j:plain途中で寄ったZARA。特に何も買わずに冷やかしてきました。

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そしてイタリアと言えば、そうジェラート!暑い日にはたまりません!この写真はまずそうですが、実物はうまかったです!!

こうして寄り道しながら歩いて行くと見えてきました。

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このゴツい彫像!

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ほほう、これがあのトレヴィの泉!この写真だとわかりませんが、次々と観光客がコインを投げ込むので、手前側には大量にお金があります。

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それにしても人多すぎないか?さすがはローマ随一の観光名所。でも、確かにこの場所は駅から歩いてそろそろ休もうかな・・・と思える適度な距離、そして堂々たる彫像、湧き出る泉の癒やし、いろんな要素が相まって人を引き付けている気がします。

一通り見るもんも見たので、ホテルに戻ります。

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こんな感じの石畳の路地がまたヨーロッパ的で良いですね。

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さて、ホテル最寄り駅に着きました。この時はPM8時だったのですが、外はこの明るさ。緯度が日本より高めなので、1時間ほど日没が遅いことに加え、サマータイム期間はさらに1時間後ろ倒しにずれることで、PM8時でありながらこの明るさでした。

次は二日目です。バチカン市国に行きます。