台湾旅行二日目です。1日目はこちら。
九份観光
出発
2日目は九份に向かいます。まずはホテルで朝食。
中華/和食のレストランで食べました。和食は日本に帰れば食べられるので全中華です。
そこまで脂っこい料理も無く、朝から食べやすい品ばかりでした。
朝食後に荷物をまとめて、ホテルをチェックアウト。荷物をホテルに預かってもらい九份へ向かいます。
クレイジータクシー
そごうの近くのバス停から直接九份に行けるということだったので、バスで九份まで行くことにしました。が、ちょうどバス停に向かっている時にバスが出発。20~30分おきにバスは出るということだったのですが、ここでタクシーの運ちゃんから客引きされました。以下の内容が記載された紙を見せてきました。
「バスだと1時間40分で1人120元、タクシーだと40分で1人200元」
事前調査ではバスでは1時間15分ほどということだったので、ちょっとこれは盛っているんじゃね・・・と思っていましたが、たった今バスが行ってしまったということと、40分で着けるということで、おっちゃんのタクシーに乗ることにしました。
ここで、我々一行は7人、それに対しタクシーは中型車(5人乗り)が1台。
ただ、タクシーの中をよく見ると3列で座席があり、2列目の座席を倒して無理やり3列目に3人乗車。座席をおこして2列目にも3人乗車。そして助手席に1人乗車。これで7人乗ることに成功しました。窓には5人乗りと書かれていたのですが、物理的には7人(運転手含めて8人)乗れるんですね!
※法的にはアウトな予感。
こうして無理やりタクシーに乗り込んで出発です。タクシーのおっちゃんも日本語に慣れていて、車中も会話が盛り上がります。相変わらず台湾人の日本語レベルの高さには驚愕です。他国の観光客相手に日本語喋る人でもここまでの人はなかなかいないのではないでしょうか。
と話しながらの運転はいいのですが、100km/h超えのスピードで飛ばしまくりのクレイジータクシー状態。追い抜き追い越ししまくりで、乗りながらヒヤヒヤしましたが、「確かにこれなら40分で九份つくだろうな・・・」と思わせる爆走具合でした。
途中、タクシーの運ちゃん、車を止めて檳榔を購入。
文字通り道草を食いながらでしたが、爆走のおかげでなんと35分で九份に着きました。1人200元はそこそこの値段ですが、35分で着くなら安いものです。そしてこのおっちゃんは200元×7人で1,400元をここで稼いでしまったわけです。やりおる。
九份散策
九份に到着しました。高台からの眺め。
怪しさ満点、九份魔術館。
この奥へと進んでいきます。
中はこんな感じのおみやげ屋街です。特に何かを買うわけではないのですが、歩きまわるだけでも楽しいです。
スナップ撮影が楽しいところです。
猫
ちんみ
例の階段、人多すぎです。こっちみんな。
例の茶屋。中には入っていません。次があれば茶屋の中にも入ってみたいですね~。
一通り見るもん見たので、阿柑姨芋圓で一休み。
暖かいのか冷たいのかを選びます。この日はそこそこ寒かったので、暖かいやつにしました。このタロイモ団子がうまいんすよね~。甘さも控えめで食べやすいです!値段確か40元くらいだったような。
一休みもしたので、そろそろ帰ることに。来た道を戻り再び入口に来ました。
台北に戻るためタクシーを捕まえようとしたら運ちゃんからタクシーに乗らないか?と声をかけられました。ただ、こちらが7人ということもあり、2台で行くとのこと。そりゃそうだよな。
孔子廟に行きたかったので、孔子廟まではどれくらいの金額かを確認・・・したかったのですが、そこまでガッツリ日本語ができる運ちゃんではなかったので、日本語で「いくら?」と聞いても伝わりませんでした。なので英語で「How much?」と聞いたのですが、それでやはり伝わっていなかった模様。
ここで、過去に中国語をやっていた経験を活かして中国語でアタックしてみることにしました。
俺「多少銭?」
運ちゃん「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」
ガチ中国語で返答されてあっけなく惨敗。
「おいおいガチ中国語じゃ分からんから英語で言ってくれ」といったところ、ジェスチャーとともに「1200元」と言われました。ちょい高めの提示ですがまぁいいでしょう。タクシーに乗り込み、次なる目的地孔子廟へ向かいます。
台北市内
孔子廟
帰りのタクシーもなかなかのクレイジーな運転だったのですが、行きのタクシーの運ちゃんのインパクトが強すぎてそこまでクレイジー感はありませんでした。40分程度で孔子廟に到着。
中は全然人がいませんでした。
イベントのしンタル
中に入って適当に写真をパシャパシャ。
学問のお寺ということもあり、甲骨文字~現在の漢字に至る歴史の紹介や、数学的な原理(ピタゴラスの定理とか)の説明コーナーなどもありました。
まぁ個人的にはふーんという感じだったのですが、、、
おっとここでもコスプレロケです。ラブライブ!ベトナムに引き続き台湾でもコスプレ撮影現場に出くわすとは。孔子廟で撮影会、いや~いいっすね。
ちょっと話はそれますが、台湾の地下鉄等の広告を見ると、結構萌えイラストのスマホゲームの看板がそれなりにありました。(5年前行った時は全く見当たらなかったですが・・・)かなりヲタク文化が浸透している感あります。ファンシーフロンティアなる台湾版コミケとも言うべき大規模な即売会もありますしね。行ってみてぇ。
矢澤にこ絵馬。希望"師大附中"
さっきのレイヤーといい、台湾でもラブライブ!人気なんですね~~~
西門
孔子廟のあとはMRTに乗って西門に行きました。日本で言う原宿的な若者の集まる街です。駅から地上に上がると、テレビの該当インタビューをやっていたりで多くの人で賑わっていました。
駅前こんな感じですね。西門町と書かれた門が、原宿の竹下通りを彷彿させます。が、なんか怪しいぞ・・・?
中国語は読めないですが、2016最萌だけは理解できました。
ヲタ文化がここまで浸透しているとはすごいですね。台湾においては萌えは若者向けのポップカルチャーという感じなのでしょうか。日本でも秋葉原ならわかりますが、原宿でこれは無いでしょう。
西門をふらふら歩いているとかわいいネーチャンから配られました。かわいいのでもらいました。何のキャンペーンかは詳細は不明ですが、新しいスマホゲームの宣伝でしょうかね~?
萬年商業大樓。中には入っていませんが、ヲタ向けのショップ等が入っているらしいです。時間があれば中に入りたかったです。
そうこうしていると時間がすでに16時。実はお昼ごはんを食べれていません。さすがに腹減りまくったので、ここいらで昼食。火鍋が食べたいということで、目に入った火鍋屋に行きました。
若い店員さんが英語でシステムを説明してくれました。さすがに台湾といえども、若い人に日本語は通じませんでした。観光客商売になれたオッサンオバサンはやっぱりすごいです。火鍋の値段は一人700元。さすが中心部ということもあってか高めですね。でも、鍋具材に加えてハーゲンダッツやビールも食べ飲み放題の対象です。そう考えるとリーズナブル。いい国台湾!
魚介系の具材が豊富でした。これ以外になんと牡蠣もありました!衛生面が大丈夫か知りませんが、火を通せば大丈夫でしょう。多分。
鍋。辛いながらもしっかりとしたうま味があり、むちゃウマでした。
シメには王子麺!
お腹が空いていたこともあり、大満足の火鍋でした。
龍山寺
腹ごしらえをした後に龍山寺に行きました。
この謎なランタンのライトアップ、たまりませんね!中国感満載。
もう旧正月から1ヶ月以上経っているのにまだ申年ムードです。孫悟空をモチーフにしているのかな?
さ~て、寺の中に入ってお参りでもしますか~~~と思った矢先、雨が降ってきました。しかも結構激しい。
この写真をよく見てわかるとおり、雨筋が見えるレベルです。一応日本から傘は持ってきていたので、そこまで濡れずに済みましたが、おちおち写真も撮っていられません。取り急ぎ、ささっとお参りを済ませて雨宿りができる場所に移動しました。
華西街観光夜市
雨が落ち着いてきたので、近くにある華西街観光夜市へ。5年前にもここは行ったことあるのですが、その時は昼に行ってしまったため全然店が開いておらず、全く夜市を楽しめませんでした。今回は18時頃でしたので、店もすでに開き始めています。
で、ちょっとガイドブックとかで調べると分かるのですが、ここの夜市は蛇料理やらすっぽん料理、そして怪しいお店もある楽しい(?)夜市です。いや、もちろん普通のお店もありますよ。むしろそっちのほうが多いですよ。
DVD/ビデオが売られている屋台。一見普通の作品しか並んでいないように見えますが、実は奥の方(4片100元と書かれているコーナー)は日本のAVでした。世界に蔓延る日本の文化。
全体的には海鮮系のお店が多かった印象です。
天然スッポン!
珍果。
ここいらで小腹が空いたので、胡椒餅を食べます。店員のお兄さんがいい人でした。「熱いから気をつけて!」と忠告してくれました。食べた後に。確かにめっちゃ熱かったです。
白娘娘
怪しいお店かと思って男7人で盛り上がっていたのですが、後日調べてみたら白娘々は白蛇のようです(?)。でも白蛇だとしても怪しい店には変わらないか。
夜市の商店街を突き抜けるとなんかリアルにやばい雰囲気がしたので、ビビって写真1枚だけ撮って戻りました。この辺りは治安もよくないということなので、危険は冒したくありません。
台北101
夜市のあとは台北101に行きました。でけー。
鼎泰豐の台北101店です。職人多すぎです。ちなみに90分待ちでした。
台北101中に入って展望台へのチケットを購入します。500元。日本円で1500円くらいでしょうか。整理番号を確認すると入れるようになるまで30分くらい待ちそうです。台北101の中をふらふら散策します。
ブランドショップが立ち並びます。庶民の俺には恐れ多くて入ることすら憚れます。
台北101の中には高級サンゴを扱っている綺麗珊瑚のショップが入っています。。ふ~ん、これがいわゆる赤サンゴか。どれどれ値段は・・・
168,000,000・・・だと!?
えーっと、1元は3.3円くらいだから日本円に換算して5.5億円くらい?こりゃ中国人も密漁するわな。
※ここでの$は台湾ドルのはず…。もし米ドルだったら170億円くらいになりますが…。
度肝を抜かれるサンゴを見ていたらちょうど展望台に上がれる時間になったので、列にならび、展望台へと向かいました。東芝エレベータに乗って89階へ行きます。わずが40秒程度であっちゅーまに着きました。
おみやげ売り場で撮りました。台北101のキャラクターです。赤と白の縞模様から別のものを想像してしまいます。
展望台の窓から撮影。サイゴンスカイデッキほどではないですが、窓の外側があまり綺麗でなかったこともあり、窓越しの撮影が曇った感じになってしまいます。
展望台でちょっと高いパイナップルケーキを買ったりして、そのまま1階分下って綺麗珊瑚のコーナーへ。
あんまりパシャパシャやれるような雰囲気でもないのでこの1枚しか撮ってないですが、どれも日本円換算でウン千万~億単位の恐ろしいものばかりです。赤サンゴの価値すさまじいですな…。
一通り台北101の中を見終わり、そろそろ帰国の準備です。台北101の低層階にあるおみやげ屋でおみやげを買ったあと、荷物を受け取りにホテルに戻った後、台北駅から空港へのバスに乗りました。深夜2:50発の飛行機だったので、空港で仮眠しながら飛行機を待ち、無事帰国。帰りの飛行機は言うまでもなく爆睡でした。
エピローグ
今回は人生2度目の台湾でした。実は5年前に行った時は「もう一通り見るもん見たし、2度はいいかな~」と思っていたのですが、改めていくとやっぱり良いところです。また行きたいですね~。
さて、1泊3日の台湾旅行をまとめると以下のような感想です。
・食
→基本的には美味しいです。独特の味付けや風味はありますが、中華料理にも馴染みの強い日本人なら問題ないと思います。特に一日目の夜に食べた點水樓の料理は最高でしたね。他方で臭豆腐は二度と食べたくありません。5年前に食べた時は匂いはともかくとして、味はマシだった記憶だったのに…。夜市の屋台は安い分、クオリティもそのレベルではありますが、雰囲気を味わうには良いと思います。
・気候
→3月19-20日は台湾も雨が降ったりで、確かに日本より気温は高いのですが、体感温度はそこまで高くなかったです。自分が寒がりというのもありますが、日本での格好そのままでも問題ありませんでした。日中だと確かにちょっと暑く感じちゃうかなという気はしましたが、朝夜は全く問題ありません。
・物価
→飯代と交通費くらいしかお金使っていないですが、総じて日本より安いです。飯代については普通のお店は2/3くらい、夜市の屋台は1/3くらいでしょうか。交通費は今回悠遊カードを使っていたため、ちゃんと金額見ていませんでしたが、初乗り20元くらいだったはず。もっというと悠遊カードを使うと乗車料金が20%引かれるシステムなので、もっと安く利用できてしまいます。タクシーは九份のような遠いところはメータではなく事前交渉が基本となります。市内であればメータですが、3~4人のグループで割っちゃえばかなり安く乗れてしまうと思います。
→まとめると今回の総額はざっと以下のような感じです。
飛行機代+保険代=55,000円くらい
ホテル代=9000円くらい
現地で使った金(飯・交通費・おみやげ等々)=12,000円くらい
飛行機代がちょい高かったですね…。他の人たちと飛行機の時間を合わせるためにちょうど良さ気な時間帯を選ぼうとしたことと、三連休な上、3月の卒業旅行シーズンだからでしょうか?安い時期に行けば往復で2万切ったりするので、日程がうまく合わせられるならもっと安く行けそうです。
・街並み
→あまり今回は街歩きしてないですが、西門なんかは歩いていてもまさに日本の原宿のような感じです。あとは夜市等、アジアらしいごちゃごちゃ感も最高ですね!台北は超大都会なので、何も不便することは無いと思います。コンビニもたくさんあります。デパートもでかいです。
・人
→これもまたいい人ばかりです。地下鉄乗る時もじーさんに席を譲っていたり、並ぶ順番も守りますし、なんてったって駆け込み乗車をしません。そこそこ混んでいたらすぐ乗るのを諦めて次の便を待つレベルです。地下鉄の本数の間隔は東京メトロ等とほぼおなじくらいで、数分待てば来ますしね。たかが数分のために危ない駆け込み乗車しようとする日本人はせっかち極まりないなぁと思いました。
ホテルや観光地に行けば日本語も通じるのがありがたいです。さすがに旅中全日本語というわけにはいきませんが、「え、こんな単語も通じちゃうの?」というくらいには現地の慣れた人たちの日本語力が高くて非常に助かります。
・次回があれば・・・
→夜の九份や、台北郊外にも行ってみたいです。臭豆腐はもう勘弁。