4日目。後半戦突入です。1~3日目はこちらから。
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パラティーナ美術館
まずこの日は朝1でパラティーナ美術館を予約していたので、早朝から出発です。
ホテルで朝食を摂り、さっさと準備を済ませて出発。歩いて20分程度の距離です。
ちなみにフィレンツェで観光する範囲は↑この地図の範囲内でほぼ収まります。そう思うと、非常にコンパクトですね。
途中、フェラガモの本店があったので看板を激写。ミーハー感丸出しです。フェラガモで買い物なんぞ今まで1度もしたことありません。
これはポンテ・ヴェッキオ。フィレンツェの名物橋です。独特の形というか、なんかツギハギっぽい。
ちなみに、フィレンツェにもさまざまな美術館がありますが、今回の旅で行こうとしているのは、予約をすっぽかしたダビデ像があるアカデミア美術館、レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知やボッティチェリのプリマヴェーラ、ヴィーナス誕生があるウフィツィ美術館、そしてラファエロの何かがあるパラティーナ美術館。ラファエロの何かを目当てに、パラティーナ美術館までの道のりを進んでいきました。
そしてAM9時。パラティーナ美術館に到着。全然人がいません。わざわざ早朝予約なんぞしなくても普通に入れるレベルでした。目玉が他の美術館に比べて地味だからかな…。
美術館自体はまぁ、楽しくすいーっと一通り見て終了。ラファエロの何かも、「あ、なんか見たことあるやつだ!」という感想を抱くことができました。あと、ここにおいても、中での撮影も問題なしでした。(おわり)
ミケランジェロ広場
パラティーナ美術館から出たあとはポンテ・ヴェッキオを通ってホテルに戻りました。
↑この地図でいうと、下から上に向かっていきます。行きよりもちょっと遠回りしています。
外側から見たポンテ・ヴェッキオはツギハギでしたが、橋の中はこんな感じでした。貴金属を扱う店がいくつも並んでいるのですが、特にこれといって興味もないのでスルー。1店舗くらい冷やかしに立ち寄ってもよかったかな。
そして今度はシニョリーア広場に立ち寄りました。逆光が激しいです。奥の方に見えますが、ここにはダビデ像のレプリカがあります。元々ダビデ像が造られた時はここに置かれていたらしいです。
ほほう、これがダビデ像のレプリカか。でかい!(小学生並みの感想)
その後、ホテルに戻って準備をし、ミケランジェロ広場へと行きました。
↑タクってます。車だと通れる道の関係から、かなり遠回りしないといけないようです。歩いて行けなくもないのですが、ミケランジェロ広場は高台に位置しているため、直線距離以上の労力を強いられます。
そうしてタクシーで悠々と移動して着きました。ミケランジェロ広場です。
ここはフィレンツェが一望できることもあり、フィレンツェの中でも有数の名所となっています。真ん中の方に見えるドーム上の建物はフィレンツェのドゥオーモ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂です。めっちゃでかかっただけあって、全体で見渡しても目立ちますなぁ。
また、ここはウェディングフォトの聖地ともなっているためか、何組かのカップルがロケ撮に来ていました。ポトレいいっすな~。
フィレンツェの景色を堪能した後、帰りもタクろうと思いましたが、思うようにタクシーが来なかったので、バスに乗ることにしました。と、途中の停車駅でバスチケットの検査官が乗車!!我々はチケットをきちんと打刻していたので、証跡を見せてセーーーフ。ニッコリ笑って事なきを得ました。このシステム、観光客にとって心臓に悪いから絶対やめたほうがいいと思うのだが…。
アカデミア美術館
ミケランジェロ広場を満喫した後、意外にも時間が余っていたので、ここで予約をすっぽかしたアカデミア美術館の長蛇の列に並ぶことにしました。ホテルからは歩いて10分弱。
アカデミア美術館での列の写真を撮り忘れましたが、入り口から隣の建物まで伸びており、だいたい長さにして70m弱はあったかと思います。そして列がなかなか進まない。美術館の中が人で溢れないように、調節しながら列をさばいているようでした。
今まで撮った写真の整理をしたり、Twitterをしたりで時間を潰すことおよそ90分、なんとか中に入ることができました。よく、「日本人は行列が好き」みたいな謎の風説がありますが、日本人に限らず並ばないといけない場面であればどの民族だって並ぶわアホと言いたくなります。
中に入ると、まず前座といわんばかりに幾つか彫刻作品やら絵画が飾られておりました。そして、次の部屋に入ると・・・
あぁ!?あれは・・・!!!奥に見えるぞ見えるぞ~~~~
おぉ・・・これがあのダビデ像・・・!昼にシニョリーア広場でレプリカを見た時は「でけぇな~~~ww」くらいにして思っていませんでしたが、いざ実物を目にするとその圧倒的な存在感、均整の取れた肉体美、完成されたフォルム、これこそが芸術というものかと納得させられる作品でした。もちろん、美術館の作りとして、かっこよく見えるような配置やライティングといった演出もなされてはいるのですが、それを差し引いても素晴らしい作品であることには間違いありません。90分並んだけど、予約すっぽかしてそのまま諦めないで本当に良かった。帰りの飛行機が墜落して中国人と一緒に死んだとしても後悔ありません。ピエタに引き続き、今回の旅で見れて良かった作品です。
激アツスポット中央市場
さて、時間も夜になってきました。この日の晩御飯はフィレンツェ中央市場で食べることにしました。そして、ここがフィレンツェNo.1といっても過言ではない激アツスポットでした!!
ホテルからすぐ近くです。アカデミア美術館行く途中の道にあります。
市場は2階建ての構成になっており、1Fはいろんな食材やらなんやらが売られている、いわゆる市場らしい市場、そして2Fがフードコートとなっているのですが、これまたシャレオツな上に料理が最高に美味い!!
この日はもう夜遅かったので1Fは閉まっており、2Fのフードコートのみが空いていました。
こんな感じのフードコートです。
2Fは基本的に料理屋メインですが、食材も一部で売られていました。豪快な肉です。さすがトスカーナ地方という感じです。
そして大量のチーズ。いや~本場はすごいですね。これはそそられます。日本でもたくさん、そして安くチーズ売ってくれ~~~~。
こんな感じのバーカウンター的なところでお酒も注文できます。
頼んだ料理は、いろいろな前菜の盛り合わせ。モッツァレラチーズにトリュフソースがかかっており、これがまためちゃくちゃうまい。生ハムもバケットも、そこら辺の野菜も、最高でした。
そして、今回の旅で一番の料理は間違いなくこれだ!!!ランプレドット!ランプレドット!!牛の胃を煮込んだものです。イタリア風モツ煮といったところでしょうか。これが劇的にうまい。モツ臭さがまったくなく、そして適度な歯ごたえ、上にかかっているバジルソースの香り、そして塩コショウのシンプルな味付け、極上の酒のつまみです。日本のイタリア料理屋にでも提供して欲しいものです。(帰国後にいろいろ調べてみましたが、どこのイタリアンもパスタやらピザばかりで、ランプレドットを提供している店はごく一部に限られていました。)
フィレンツェを心から堪能できた1日でした。次は5日目。