旅行が好きなので、時折「今まで行ってよかった国は?」という質問を受けます。そのたびに「うーん、、、どこも良かったけどなぁ…」と答えに窮してしまい、あまり明確な答えを出すことができていません。実際、どこも良かったからこそ決めがたいわけで、あまりこれに対して優劣をつけたい思いも自分としては無いのですが、そんな中、あえて選ぶなら?という観点で、挙げてみようと思います。
といっても、世界何十カ国も回るほどの旅行マニアではなく、訪れたことのある地域もアジアとヨーロッパのユーラシア大陸のみ。アメリカ大陸・アフリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸には足を踏み入れたことすらありません。南極大陸は今後も足を踏み入れることはなさそうですが。
改めて行ったことがある国を挙げると以下のとおりです。ざっくり行った順です。
- インドネシア
- タイ
- ドイツ(フランクフルトでの乗り換えのみ)
- オーストリア
- チェコ
- 台湾
- 韓国(インチョンでの乗り換えのみ。数時間だけ入国したことありますが…)
- カンボジア
- 香港
- マカオ
- マレーシア(クアラ・ルンプールでの乗り換えのみ)
- シンガポール
- ベトナム
- 中国
- イタリア
- トルコ
香港マカオ台湾あたりをどうカウントするかというのはありますが、上記でカウントすると合計16カ国。乗り換えのみを除けば13カ国です。何をもって多い少ないと言えるかは難しいところですが、世界中を旅するバックパッカーやビジネスマンに比べれば全然少ないでしょう。そもそも訪問国数を稼ぐことを目的ともしてないので、そういった意味ではこの少ないNの中から3つも選ぶのは微妙な気もしますが、自分の思い出の振り返りも兼ねて書いてみます。
以下、1,2,3は序列ではなく、単なる項番です。
1.台湾
台湾は大好きすぎて何度も行っており、2020年6月時点で5回行ってます。しかももっぱら台北ばかりで、台南とか高雄といったところには行っていません。飽きないのか、と言われると少なくともいま時点では飽きていません。今自分が住んでるところが飽きてないのと同じく、台湾については新鮮さを求めた旅行というより、もはや帰省というかいつもの安心感に近いのかもしれません。
桃園空港から高速バスで台湾市内へ向かうときに見る景色、台北駅の吹き抜け、西門のガヤガヤ感、淡水線からみえる圓山大飯店、士林夜市の賑わい、長時間待ちの鼎泰豊、台北101から見下ろす夜景、、、確かに人によっては1回味わえば十分かもしれませんが、自分はこれを何度も味わいたいんですね。
初めて台湾に行ったときは大学の卒業旅行で、そのときに一通り台北は回ったのでもういいかなと思っていたりもしていたのですが、 それから数年たち再訪問したら見事ハマってしまったわけです。 日本から近い、飛行機も物価も安い、人は優しい、飯はうまい、最高です。引き続き台北は大好きではあるものの、高雄だったり花蓮といった地域にも足を踏み入れてみたいですね。
2.シンガポール
海外旅行で何を目的とするかは、その時や人によって異なるとは思います。歴史的な建造物だったり、その地の食べ物だったり、ショッピングだったり、はたまた文化的な交流や学術的目的といった人もいるでしょう。
そんな中、シンガポールで自分が最大限享受したのは都会の洗練さでした。そもそも自分はアジアの都会を歩くのが大好きで、この街歩きは自分の海外旅行の目的の中でも高いウエイトを占めています。あのアジア独特の蒸し暑さと匂い、看板には見慣れない文字、そして行き交う人々に日本人はほとんどいない、1つ1つはそりゃそうだという当たり前のことかもしれませんが、これらが重なることで、たとえ傍目では日本と同じようなビル街であっても、その景色や街の雰囲気が全く別世界に見えてくるのです。
そんな中、シンガポールはビル街ではないそこら辺のエリアにいたっても、町並みに綺麗さ・洗練さがあり、どこを歩いていても非常に快適でした。アジアの都会は良くも悪くも独特の雰囲気や匂いがありますが、シンガポールの街を歩いているとそういったものが全く感じられず、下手すると日本以上のクリーンさ・洗練さを感じました。ただ、その分物価が高いのはネックですね。仕方ないことなのでしょうが。。。
3.トルコ
トルコという国がこんなにいい国だとは思ってもいませんでした。街はきれい、歴史的な建造物もある、飯はうまい、人は優しい、物価は安い、イスラム圏だけど酒が飲める、もうどれを取っても最高です。実際に行ってみると世界三大料理にトルコ料理が含まれている理由がよく分かりました。
カッパドキアの大自然も素晴らしかったです。1日しか滞在しなかったのですが、気球に乗れなかったこともあり、数日は滞在したかったですね。ギョレメの街ものどかで、旅人達がのんびり過ごせるような場所で非常に快適でした。カンボジアのシェムリアップを、より大自然に・綺麗にした感じでしょうか。
ボスフォラス海峡を挟んで見える景色、どこの国であっても海が見える街というのは総じて素晴らしいものですが、特にイスタンブールは突出していました。また、ヨーロッパと中東の間ということもあるものの、さすがは東ローマ帝国の帝都だっただけあってか、総じてヨーロッパ並の景色を基調としながらも、ブルーモスク等のイスラム建築も隆盛を極めています。
そしてとにかく猫が多い!街を歩けば猫にあたる。少なくとも観光で来ている日本人よりは猫のほうが多いでしょう。猫も人間慣れしているので、非常に利口です。
今後行ってみたいところ
もちろん挙げればキリは無いのですが、個人的に行きたいと思うところは中国の様々な地域です。北京や西安といった文化・歴史的に伝統がある都市はもちろん、鳳凰古城や平遥古城のような古都、武陵源や九寨溝のような大自然、そして敦煌やカシュガルといったシルクロードの交差点…。もちろんフランスやらハワイやらアメリカといったところも行ってみたいのですが、日本からそう遠くない地域でまだまだ魅力的なところはあるなと思っているところです。中国というと何かと日本人には評判悪い国だったりもしますが、個人的には割とそのあたりも気にならないので、なんならいつか中国一周もしてみたいですね。