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最近は主に資格取得関連のメモとか勉強法とかを整理

【2020年】8月6日:なぜインデックスファンドの方がパフォーマンスが高いのか、接客業におけるリモートワークについて

コロナにはイソジン!巷では売り切れ続出(?) 現代の我々にオイルショックを笑うことはできない。

 

 

運用大手、報酬下げ裏目

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 コロナ禍の大暴落で個人投資家が多数参入して証券業界大儲け!と思いきやそうはいかない。この記事は運用会社の話だが、証券会社についても、この第一Qは苦境に立たされている。というのも手数料の引き下げ・無料化がトレンドとなっている今、多くの投資家が参入して活発に取引を行ったところで、彼らに入ってくるお金は極々限られているためだ。

投資信託においても、今や売買手数料0円が当たり前、信託報酬についても低下の圧力がかかっているため、どの会社も狂しい状況だ。とりわけ、インデックスファンドであれば、ベンチマークとなる指数に沿った銘柄構成で売買して運用すればいいので、運用負荷が少なく、その分信託報酬を取ることができない。となると信託報酬で稼ごうとするのであればアクティブファンドを投資家に買ってもらうことになるわけだが、インデックスファンドを上回る運用成績を残しているアクティブファンドというのはなかなか出てこない。(単に運用成績という意味で上回っていても、信託報酬を差し引くと結局インデックスファンドよりもリターンが低くなることもザラ。) やはり市場はそれなりに効率的になっており、市場ポートフォリオ理論はそれなりに正しいということなのだろう。詳細は金融庁のレポートにも詳しい。

https://www.fsa.go.jp/news/r1/sonota/20200619/01.pdf

上記レポートによれば、信託報酬控除前であろうが後であろうが、アクティブファンドのシャープレシオはインデックスファンド(パッシブファンド)の平均を下回っている。シャープレシオってなんぞやという人は以下参照。

シャープ・レシオ│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券

加えて、インデックスファンドとなると他社との差別化が難しく、それこそ信託報酬を下げるくらいしか差別化ができない。そういった意味でも各運用会社は勝てるアクティブファンドを育てていく必要が強まっていくが、単に勝てる勝てないというだけではなく、ESG投資。 他方でレオス・キャピタルワークスひふみ投信なんかはコロナ禍を乗り越え、なんならコロナ前の基準価額を超えている。凄まじい投資商品だ。コロナで大暴落しているタイミングで買っておけば良かった、と思っている人は決して少なくないはずだ。

 

 

営業・接客「脱対面」 家電や車、在宅勤務浸透で

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コロナよりリモート会議(Web会議)がだいぶ浸透してきたが、確かに接客業についても生身の人間が対客で対応する必要性というのは本来ないのかもしれない。自分は接客業についてはさすがにリモートできないだろうというバイアスがあったが、この記事の通り、家電コーナーや保険の相談といったものであればリモートでもまかなえるであろう。もちろん、ある程度の物理的な接客はそれはそれで必要であるだろうが、最低限にとどめてリモートでまかなえるものはリモートで賄うようにすれば、さまざまなムダも省くことができるだろう。

で、コロナだから、というだけではなく、これが浸透していけば例えば育児や介護をしている人など、何らかの理由で在宅を強いられている人たちの活用という意味においても非常に有効になっていくだろう。一億人総活躍!とか政府がわざわざ言わなくても、こういう仕組みが浸透すれば人材リソースの最適化として必然的に企業は活用していくことになる。雨降って地固まるではないが、コロナによってこういった障壁が一気に取り払われたのは大きい。

今思えば、顧客打ち合わせの準備や移動がいかに無駄であったかと思うばかりだ。事前の資料印刷(資料のPDF化&結合、印刷、分類ごとに整理)が会議規模にもよるがこれだけでなんやかんや30分ほどは取られるし、自社から顧客先までの移動も駅までの徒歩や電車の待ち時間を鑑みればおよそ片道1時間、往復だと2時間。細かいところだが、わざわざネクタイを締めたり等の付随する細かな時間を積み上げれば、なんやかんやで合計3時間ほど無駄にしていたことになる。まぁ、顧客先に行くついでにちょっと本屋に寄ったりうまい飯屋に行ったりとか、そういうのが楽しかったりはするのだが、それのために数時間の時間を犠牲にするのもアホらしい。こういうのは、その分早く仕事を終わらせるなりして、プライベートの時間で行けばいいのだ。働き方改革だのなんだの言われている世の中だからこそ、時間はより貴重になっていくばかりであろう。