一生旅行生活してえ

旅行とか写真とか。たまには自己研鑽。一生旅行生活してえ。

2020年第4四半期 良かった本5選

とうとう2020年も終わりが近づいてきています。というわけで、四半期ごとの良かった本5選をやろうと思います。

この第4Qは資格試験の勉強などに費やしたり、少々仕事も慌ただしかったりしていたため、あんまり冊数は読めませんでしたが、わりと面白い本に出会うことができました。資格試験についてはどこか改めて記載します。

2020/12/28時点で178冊ということなので、2020年でのトータル冊数は180冊くらいでしょうかね。うーん、今まで本なんて1年に数冊しか読んでいなかったのに変わるもんですね…

来年は冊数を稼ぐことより、重たい本をじっくり読むようにもしていきたいです。

良かった本5選

1.台湾物語: 「麗しの島」の過去・現在・未来 (筑摩選書)

 まず1冊目は台湾の歴史について。台湾は大好きすぎてなんやかんや5回行っているのですが、毎回同じようなところばかり行っており、台南の方や東側には行ったことがありません。そんな中、本書は台南にもフォーカスがよくあたっており、台湾のことを知るには非常に良い一冊になっているかと思います。個人的には近代史的な、国民党と民進党について書かれた章が勉強になりました。台湾に限ったことではないですが、この手の政治の話はWikipediaとかだと変に細々していたりしていて、なんか頭に入りづらいんですよね…。

 

2.ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)

 「ざっくり分かる」の名の通り、ざっくり分かるのに非常に良いです。基本的な会計の考え方(利益やキャッシュフロー)から始まり、会社としてWACC、IRR、CAPM、NPV法などなどを駆使してどう投資判断するか?というところが、「ざっくり」わかりやすく書かれています。その難易度具合が適度で素晴らしい。「わかりやすい」を謳うことで内容が薄っぺらくなったり、表現が稚拙になってしまうタイプの自分の嫌いなタイプの入門書とは違います。ただし、そうは言ってもきっちりと理解するにはそれなりに前提知識は必要となるので、ある程度の会計周りや金融知識はあったほうが良いです。

 

3.イスラム飲酒紀行 
イスラム飲酒紀行 (SPA!BOOKS)

イスラム飲酒紀行 (SPA!BOOKS)

 

 大好きな高野秀行氏のエッセイです。今年で9冊読んだようです。まだストックはあるので、年内にもう1冊読みたいですね。
イスラム教というと、豚肉だめ、酒だめ、等々の縛りがあるイメージですが、そのあたりも地域によって割と差があったりします。さすがに豚肉はどこの地域でも食わないのですが、トルコや旧ソ連の構成国であったウズベキスタン等では普通に酒が売られています。そんな中このエッセイではイランやらアフガニスタン、シリアなど、ディープな部類に入る国で酒を求めて旅をします。そもそもよく入国できたな…。
日本人に馴染みのない宗教であるがゆえに、何かと誤解されがち(自分もイスラム教関連の本は10冊以上は読みましたが、やはり実体験がない以上、まだまだ手触り感を持った理解はできていないです。)ですが、この本を読むと一般的に言われているようなイスラム観が大きく変わることは間違いないでしょう。

 

4.キリスト教と日本人 (ちくま新書)
キリスト教と日本人 (ちくま新書)

キリスト教と日本人 (ちくま新書)

 

 自分にとってやはり「面白い」と思える本は宗教や世界史の本です。経済とかそっち系は面白いといえば面白いのですが、勉強的な側面もあり、知的好奇心としてはあまり掻き立てられません。そんな知的好奇心を久しぶりに掻き立ててくれたのがこの本です。
日本の歴史教育におけるキリスト教というと、いわゆる「隠れキリシタン」だとか「踏み絵」とかで、江戸幕府が弾圧してきたというイメージが強いし、自分もそう思っていましたが、それはあくまで西洋から見た一側面であり、やはり弾圧されるには弾圧されるなりの理由があるわけです。キリスト教を推進するあまり、廃仏毀釈的なことをしたり、西洋の植民地支配のように、地元民をなかば強制的に西洋に染めようとしたり、そういった動きが少なからずあり、政府も弾圧に動いた、そういったことがこの本から読み解けます。もちろん、これはこれで一側面の見方なのですが、この側面も知っておくべきなのではないでしょうか。
 もともと、イエズス会が日本にやってきたきっかけは、宗教改革によるプロテスタントの隆盛、そしてカトリックの権威失墜なので、このあたりの世界史も頭に入れておくと、より面白く読めるかと思います。

 

5.元素周期表で世界はすべて読み解ける 宇宙、地球、人体の成り立ち (光文社新書)

 2020年最後に締めくくるのはこの1冊。といってもすごい大作とかでもなく普通の本といえば普通の本です。読んだ順で書いているので仕方がない。著者の吉田たかよし氏は自分の大好きな番組「五時に夢中!」でよく有識者としてインタビューで登場していたことで知っていました。インタビューではとてもユーモア…というか正直ふざけているようにしか見えずヤブ医者満載なのですが、灘→東大→NHK→医学部編入→医者というとんでもない経歴の持ち主です。ということもあり、インタビューの様子とは違いこの本の内容は至って真っ当。化学は高校で止まっているため、正直各元素の性質はほとんど忘れてしまったのですが、そのあたりの知識が薄れていても楽しく、そして巷にあるような怪しいエセ科学ではなく、きちんと学術的な根拠に基づいた内容なので、普通に理系の人間が読んで面白いと思える内容かと思います。

 

第4四半期で読んだ本全部晒す

これで今年も終わり。残りの2~3日で2冊くらい読むかと思いますが、このブログ上ではこれでいいでしょう。

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