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FP2級に受かるための勉強法

2021年1月24日にFP2級を受けてきました。無事級受かったので、そのあたりをまとめていこうと思います。この記事のタイトルに「勉強法」と書いたものの、正直勉強法というほどの勉強法もなく、過去問やってわからない単語をネットで調べてポイントとなる事項を暗記すれば十分独学で合格できる資格です。

受けようと思ったきっかけ

日商簿記2級を受けたときと同様で、証券アナリストの2次試験までの間を埋めるために、適度に勉強をする習慣を保ちつつ、なおかつある程度証券アナリストとも親和性のある資格を受けようと思ったのがきっかけです。

そんな中で、税金のこととか保険のこととか、広くざっくり知りたいなぁとも思っていたところでもあり、そんな自分の興味ともちょうど合致し、レベル感としてもちょうどよさそうなのがFP2級でした。

FP2級の特徴

FPなる資格には、運営団体が2つあり、それぞれ試験問題も異なるという、珍しい特徴があります。普通、ある試験に対してそれを運営する団体は1つです。情報処理技術者試験であればIPA日商簿記検定であれば日本商工会議所など・・・。

そんな中、FPでは「一般社団法人 金融財政事情研究会(通称:きんざい)」と「日本FP協会」という2つの団体で運営され、それぞれで異なる試験問題を出題するという変わった特徴をもっています。2級について言うと、午前問題(学科)はきんざいと日本FP協会の試験問題は共通なのですが、午後問題(実技)が異なり、問題数や問題の傾向など、それぞれ特徴があります。

しかし、どちらの試験で受かっても同じ級数で扱われます。つまり、きんざいの試験問題で2級を受かろうが、日本FP協会の問題で2級に受かろうが、同じFP2級取得者としてみなされます。FP2級試験に限って言えば、日本FP協会の方が受験者も多く、問題の難易度やクセは落ち着いている傾向であるため、今回、自分は日本FP協会側の試験を受けることにしました。

なお、問題のレベル感としては、1回その場面に実際に出くわしたことがあれば解ける、という感じです。具体的に言うと、例えば住宅ローン控除について、実際に家やマンションを買って住宅ローン控除を受けたことがある人であれば、「10年(増税後は13年)にわたって税額控除される・年間の控除額は負債残高の1%で最大40万円・初年度は確定申告が必要だが2年目以降は年末調整で済ませられる」などは頭に入っているかと思いますが、このレベル感で理解(暗記)していれば問題は解けます。ただし、今まで住宅ローン控除を受けたことが無い人からすればなんじゃそりゃというところから入るのでその分暗記が大変、という感じです。

これが、社会保障・保険・資産運用・税金・不動産・相続にわたって問われます。

受験資格

これもまたFP試験の特徴かと思いますが、受験にあたって、実務経験などの受験資格が必要となります。具体的には以下のいずれかが必要です。

1.FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
2.FP技能検定の合格者 3級FP技能検定の合格者
3.FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
4.厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者

受検資格(学科・実技共通) | 日本FP協会

 自分の場合、1,2,4に該当する資格はもっていないので、3の2年以上の実務経験有りで申し込みました。この「実務経験」の定義が結構ゆるく、以下であれば実務経験として認められます。

・証券会社、保険会社、銀行、クレジット会社などの金融機関に勤務している方
・保険会社(代理店)の職員
・税理士、弁護士、司法書士行政書士などで、資産に関する相談業務に従事している方
・会計事務所の職員
・不動産会社、建設会社など土地建物取引・建築・相談業務に従事している方
投資顧問会社の職員
生活協同組合などの共済等の担当職員
商品先物取引会社の職員
・一般事業会社および官公庁の福利厚生担当者および、金融・財務・経理担当者
・商事会社の商社金融担当者、商事会社やコンピュータ会社等の金融機関営業担当者および、ソフト開発担当者

実務経験について | 日本FP協会

 一番最後の太字にしたところにある通り、金融系システムのソフトウェア開発担当者であれば実務経験とみなされるので、本職金融システム屋の自分はバッチリ該当するでしょう。自己申告制なので、この実務経験にあたって何か証明するものを出す必要は無いのですが。

使用参考書・サイト

これ一択で十分です。

fp2-siken.com

ここで過去問を繰り返し勉強すれば十分合格できます。少なくとも過去問についてはあえて金を出して買う必要は全くありません。

 

 本については、以下を読んでいました。色々比較検討して選んだのではなく、単にKindle Unlimitedでタダで読めたからという理由で…。

 カラーでポイントとなるところが整理されており、それなりに読みやすい本だったかなと思います。その分難しめのこととかは端折られているのですが、試験で受かるだけなら全く問題ないです。

その他、税金周りであれば国税庁のWebサイト、不動産関連であれば不動産会社のWebサイト、相続関連は税理士事務所とかのWebサイトなど、とりあえずわからない単語はググって、出てきたサイトを読んで単語を理解してきました。ぶっちゃけ本なくても、これらのWebサイトの情報をかき集めるでも良いかと思います。法律改正があっても常に最新の情報が見れるのも素晴らしいところ。

ざっくり計画

実は簿記2級を受けようと勉強をし始めた2020年10月頃にFP2級の勉強も並行して行いました。とりあえず一通り本を軽く読んで過去問を2回分ほど実施したのですが、すでにこの時点で5割ほど解ける感じでした。(※合格は6割以上)

資産運用分野は普段の業務でも触れているのと証券アナリスト一次試験通っているので楽勝、その他の分野もある程度国語の問題で解けたりするのもあり、あとは細かい数字とか規則を覚えればいける感じでした。 試験の性質上、難しい概念を理解するようなものはなく、ひたすら広く・浅くを暗記すれば答えは導き出せるため、肌感覚でいうと1ヶ月あれば十分間に合う感じでした。

そのため、年内は12月下旬に向けて簿記2級に集中し、FP2級の勉強は一旦忘れ、1月から勉強をスタートすることにしました。

そして年が明けて1月からFP2級の勉強開始。通勤の電車で、先述の過去問サイトで過去問を解いていき、分からない単語などは適度にググって確認していきました。

土日はまとまった時間をとって、ある年度の午前・午後を通しで解き、間違ったところはやはりググったり本で見直したりして頭に叩き込むことをしていきました。

こうして過去問を7〜8回分くらいやりました。ただ、1回の過去問を何回も解き直す、ということはほとんどせず、1回やって間違ったところだけ見直して、次の過去問へ・・・という進め方でやっていました。繰り返しになりますが広く浅く、とりあえず覚えることが大事な試験なので、あんまり深入りする必要がないかと思ったからです。

試験当日

試験日は朝から雪予報でしたが、交通機関は問題なく運行し、予定通り試験会場へ到着。

まずは午前の学科試験。例年の傾向と異なるかなりクセのある問題が出題されたりして度肝を抜かれましたが、改めて振り返ると、そういった数個の奇問を除けば、概ね通常通りの試験でした。きちんと過去問をやって間違ったところを抑える勉強をしていれば、少なくとも合格点の6割は問題ないかと思います。逆に言うと、もともとの実力が6割ギリギリの人が今回の問題に当たると、この奇問に惑わされて落としそうな感じです。

お昼休みにて、なんとお金の寺子屋なる有志サイトで解答速報が掲載。ここで答え合わせをした感じだとザックリ7割くらいの正解率でした。少なくとも6割超えは問題なさそうだったので、そのまま帰らず午後試験に臨みました。

そして午後の実技試験。こちらは午前と打って変わって、例年とほぼ変わらない問題傾向で、過去問やっていれば普通に高得点が狙えるような問題でした。特に戸惑うこともなく終了。同じく同サイトの解答速報で答え合わせをする限り、7〜8割は解けてる感触。どんなに低く見積もっても6割は問題ない手応えでした。

試験結果 

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上記の通り、無事合格しました。学科が73%、実技が81%の得点率なので、かなり余裕をもって受かることができました。

受けてみた感想としては、一般的な金融に関する知識を全般的に学べるため、勉強する上では実務的にも非常に役に立つ有益な資格だと思いました。例えば国民年金や厚生年金はどういう条件でどんだけもらえるのとか、保険ってどんな種類があってどういう特徴があるのとか、NISAで資産運用するとどんなメリットがあるのか、いろいろ取られるイメージのある税金だけどどんな控除や節税テクニックがあるのか…。そのあたりを体系的に抑えられます。

自分に関して言うと、税金や相続に関する分野は元々苦手意識があったり、そもそも相続なんて関わったことないから全く知らない状態だったのですが、資格試験を通じていろいろ勉強してみると結構面白いなぁと思うところもありました。他方で不動産はあんまり面白みを感じられなかったので、将来的に宅建とかを取ることはないかな…

また、覚えること覚えれば受かるので、問題の難易度としても高くは無い印象です。ある程度自分は基礎知識があるとは言え3週間で7~8割の得点レベルに達したので、あまり金融に触れたことが無い人でも1ヶ月あればいけるのではないかと。そういった意味でもお手軽に取れる資格として良いかと思います。興味ある人はぜひ。

今後1級を取るかどうかは未定ですが、証券アナリストの勉強が終わったあとに余裕があれば挑戦してみようと思います。軽く調べた限り、2級のように一筋縄ではいかなそうですが…。