一生旅行生活してえ

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34歳会社員 久しぶりの海外旅行2日目~南国台南は熱気とのどかさと~

久しぶりの海外旅行2日目は台南に行きます。台湾6回目にして初台南です。

1日目は以下参照。

s-tkmt.hatenablog.com

やはり人のいない台北

台南へは新幹線を使ってかっ飛ばしていきます。そのために台北駅に来ましたが…。

うーん、相変わらず全然人がいない。いつになったらあの台北がもどってくるのか…。

ちなみにこれは2016年7月に台湾に行ったときの写真です。コロナ前はこんな感じで賑わっていたのになぁ。

玉珍齋!!はて何と読むのでしょう?美味しそうですね~~~。

新幹線のチケットを買って9時過ぎ発の新幹線に乗り込みました。およそ100分ほどで高鉄台南駅に着きます。ただ、高鉄台南駅はいわゆる新横浜とか新神戸みたいな感じで台南の中心部ではなく、あくまで新幹線駅となります。

朝ごはんはファミリーマートで買った肉まんなどを新幹線で食べました。普通にうまかったです。そうして新幹線に揺られているとあっという間に高鉄台南駅に到着。

駅のホームから見える景色は日本そのもの。三井アウトレットパーク!なんか建物の形状とか配色とかそういうの含めて日本のアウトレットモールまんまですね。この写真だけ見たらほとんどの人は日本の写真だと思うことでしょう。

改札を出てここからはタクシーで中心部へと向かいます。電車とかを使っても中心部へいけるのですが、ホテルが中心部から微妙に遠い(歩くと20分くらいかかる)ため、だったらもう直接タクってしまおうということで、タクシー乗り場から直接向かいました。

タクシーの窓から見える台南の景色から、南国感や良い意味での地方都市感が出ていて思わずワクワクしてきました。生え渡るヤシの木、ごちゃごちゃした看板、汚い空気、「檳榔」の2文字、台北で感じたガッカリ感が徐々に払拭されていきました。また、気温も台北より5℃くらい高いので、2月下旬でありながら普通に温かく、寒いの苦手人間の自分にとっては天国のような空間でした。

そして写真は撮れなかったのですが、タクシーの窓から墓地を見ることができました。(上記はグーグルストリートビューから引用。)日本のお墓とは違い、丸みを帯びた独特な形をしており、しかも整列されずに作られているという…。普通に台北の街中を歩いている上では見れない、地方ならではの?貴重なものを見ることができました。

そうこうして20~30分ほどでホテルへ到着。荷物を預けて台南の街へ繰り出しました。

ルート的にはこんな感じで一気に縦断です。ホテルは台南富驛時尚酒店です。

空気は汚いけど最高の台南

まず適当に歩いてホテルから近場にある水仙宮市場へ。

ただこの市場は基本的に午前中までしかやっていないため、中のお店は半分くらい閉まっていました。ただ、台北のときと違うのは、店が閉まってて人はそれなりに少ないものの、活気が無いわけではなく、のどかな感じでした。そのため、寂しい印象も受けませんでした。

こんな感じで生々しい肉も売られていたりして、最高な雰囲気です。

そのまま水仙宮市場を抜けると、台南でおそらく一番にぎわっている?と思われる永楽市場のエリアへ。

この日は修学旅行なのか遠足なのかわかりませんが、それらしき学生集団もいて、結構賑わっておりました。昨日の士林夜市は何だったんだ。

また、台北に比べてバイクもいっぱいです。ちなみに空の色が真っ白ですが、これは曇っているのではなく、空気が汚くて霞んだ結果です。露出設定がなかなかシビアなカメラマン泣かせの地域です。

台北は良くも悪くも洗練されてきているなぁという印象を受け、それはそれで利便性高くていいのですが、他方でゴミゴミ感を味わうにはちょっと物足りなくなってしまっています。台南はかつての台北、そう、それは自分が初めて行った12年前の台北を思い出させてくれました。

檳榔屋もこんな感じで堂々とあります。あたしの台南。

そしてこの後はそのまま歩いて台南随一のシャレオツスポットである神農街へ…なのですが、水曜日は大抵の店が定休日となっており、ほとんどの店は閉まっていました。

ただ、ここも台北と違っていて、店は閉まっていて、当然人もその分だけ少ないのですが、なんというか台北で感じた寂しい印象は受けませんでした。単純に定休日だから人が少ないよねという感じで、「本来であればもっと賑やかで活気があるはずなんだけど…」という虚しさを感じませんでした。もちろんコロナ前はもっと活気あったとは思うんですが。

てるてる坊主のお陰で台南は快晴です。(空気は霞んでいるけど)

お店は閉まっていたものの、観光客っぽい人はちらほらいました。

牛肉湯

さて、そうこうしているうちにお腹が空いたので昼食です。近くに牛肉湯の有名な店があるということでそこに行ってみることにしました。

台北だと牛肉麺が有名ですが、台南エリアでは牛肉湯のほうが目にすることが多かった気がします。こういったところも地味に台北との違いなんでしょうかねぇ。

この店の名物は牛肉湯ですが、それ以外にも牛肉と野菜の炒め物など。とにかく牛推しです。

そしてやってきた牛肉湯です。はっきり言って見た目は地味で味に期待は持てません。そして実際に一口すすってみると…薄い!

なのですがこれが不思議で最初は薄くて醤油とか塩が欲しかったものの、何度も飲んでいるとなぜかこれがちょうどよく感じて、結果やみつきになるという、奥深い味でした。

ちなみにこれが食べ方の指南です。日本語や英語の手引もありました。ざっくりいうと、あれこれ調味料は入れるな、人工の添加物は入れてないので牛肉本来の味を味わって欲しい、ずっと飲んでいるうちにどうしても必要であれば醤油や生姜を入れても良い、そんな感じの内容だった記憶です。

あとはついでに頼んだ牛肉と野菜の炒めもの。これはもう見た目の通りのうまさでした。お店の地図は以下のとおりです。超おすすめです。

ガジュマルの安平老街

台南中心部を散策した後は、安平老街エリアに向かいました。バスを利用しようとしたのですが、うまく捕まえられなかったでタクシーで行きます。中心部から15分程度です。

まずは安平古堡です。軍事的拠点としてかつては使われていたようです。台南エリアあはかつてオランダ東インド会社の拠点だったり、そこから鄭成功が領土をぶん取ったりした歴史があるため、当時のそういった歴史的な建造物などが多い場所となっています。

このような形で、ダメージを受けた壁にガジュマルの木が侵食してきています。ただ、正直壁を見てもなぁ~という…。

中心部にはこの写真に写っている灯台があり、中から登ることができます。高所恐怖症の自分にはなかなかつらいけど、上からの長めは良かったです。窓ガラスが汚かったので、写真は撮りませんでしたが…。

そのあとは安平樹屋に向かいます。ここが安平エリアで一番の見所となります。

この安平樹屋ではこんな感じで、木に侵食された家屋をみることができます。かつてカンボジアで見たタ・プローム遺跡を彷彿とさせます。

木漏れ日も相まって、雰囲気がでていますね。

夜になったらライトアップとかしそうな感じです。いつか夜にも行ってみたい。

また安平樹屋に池があり、そこには大量の魚がいました。魚の餌の自動販売機もあり、10元(=40円程度)で買えます。正直この魚大量にいてキモかったです。写真に写っているのはほんの極一部だと思ってください…。

安平樹屋のあとは安平老街へ。老街というほどの古い町並みというわけでもなく、また、広さ的にも1つの通り両サイドに店が連なっているくらいで、それ以上の広がりはありませんでした。ただ、天気の良さも相まって、のどかでいいところです。もしかしたらコロナ前はもっと人がいたのかもしれませんが、これくらいの落ち着いた感じでもいいかなぁと個人的には思いました。これが台北とは違うところですね。

平平安安皮革烙燒。なんて読むのかは不明。

安平老街を回った後は疲れたので、なんかシャレオツなカフェへ入りました。

看板から感じるシャレオツさは店の中でも発揮されていました。頼んだのはミルクティー。これはこれでおいしかったです。

このカフェの地図は以下のとおりです。

富驛時尚酒店

安平老街のあとはホテルに戻ってチェックインして一休みです。

富驛時尚酒店というホテルです。普通のビジネスホテル的な感じで、寝るだけなら全然問題ありません。

ベッドの上の絵が素敵ですね。

テレビを付けたら見覚えのある映像が…。

音声ではなんて言っているかはわかりませんでしたが、字幕でなんとなく言いたいことがわかってしまうという。(字幕ついていますが、音声は中国語でした。)

担仔麺

ホテルで休んで歩き回った疲れを回復した後は晩ごはんです。台南名物担仔麺を食べるべく、その手の店へ。

度小月という担仔麺発祥?の店に行きました。このように担仔麺を作るところがオープンになっています。

これが担仔麺です。どんな味だったか詳細忘れましたが、うまかったのは確か。ただ、B級グルメという感じではありますね。

度小月担仔面の場所は以下の通り。本店はこの地図でいうともう少し右側のロータリーのあたりにあります。

林百貨店

夕食後は林百貨店というデパートに行きました。

日本の統治時代に作られたデパートで、場所としても台南の目抜き通りに面しており、シンボル的な存在になっています。

中はそこまで広くは無いのですが、林百貨店オリジナルのグッズ(しかも結構おしゃれ)があったりして、なかなか良かったです。

これは紙袋。林百貨店はそのまま日本語読みのハヤシのようです。

そして林百貨店のすぐ近くに…

なんと慰安婦像!!!韓国が置いたものでもなく、国民党が置いた慰安婦像のようです。

歴史的建造物「ハヤシ百貨店」前に野党・中国国民党が慰安婦像設置へ-台湾初 | 都市商業研究所

歴史的に言えば国共戦争に負けて台湾に逃れて共産党とは相容れない立場のはずが…今となってはどちらかといえば共産党寄りになってしまい、そして慰安婦像まで。うーん、日本としては蔡英文氏率いる民主進歩党に引き続き頑張ってもらいたいものです。

そのあとはマッサージへ。専業視障按摩と書いてあるとおり、視覚障害者による施術となります。気持ちよかったのですが、それなりに痛かったりもしたので、旅の疲れを癒やせたような癒せてないような…。

そしてホテルへ帰る道でまたタピオカミルクティーが飲みたくなったので珍煮丹へ。メニューがきちんと読めてなくて、タピオカミルクティーを頼んだつもりでしたが、来たのはタピオカミルクでした。が、これはこれで超うまかったです。さすが本場。

また、帰り際には、道路上で葬式が開かれていました。さすがに写真には収めませんでしたし、ジロジロは見れませんでしたが、大きいテントが張られ、その中に日本と同じようなお花と遺影が飾られている感じでした。

この日は台南に向かうときに見た墓場といい、なかなか旅行をしていて目にしないものを見ることができて貴重な経験でした。死は誰にでもあることで、葬式や墓参りは生活の一部、だけど一般的には忌避するイベントだし、ましてや旅行で行くような場所ではなかなかお目にかかれないものです。

こういった土着感あるものが見れるのが、台北とは違って台南の良さなのかなぁと思いに浸りました。

こうして2日目終了。3日目は高雄に移動します。

3日目は以下です。

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