一生旅行生活してえ

最近は主に資格取得関連のメモとか勉強法とかを整理

情報処理用語集整理

久しぶりに情報処理技術者試験を受けようと思います。午前1から振り出しなので、基礎的な用語をまとめます。人に見せるためではなく完全に個人参照用です。

午前1

線形リスト ・連結リスト 

リストは、「要素」と「次のデータを指し示すポインタ(場所)」の2つからなるデータが数珠のようにつながっているデータ構造です。

他方で、配列は同じデータ型の要素を番号順に並べたものです。

・データのアクセスの場合、配列の方が優れています。

配列は、添字(番号、インデックス)で要素を指定できるのでワンステップで要素を指定することができます。

一方リストは先頭からリストをたどっていくことでしか要素を探せないため、最大で要素数ステップの時間がかかってしまいます。

・データの追加、削除はリストが優れています。

配列は、データを追加 or 削除するために、後ろにあるデータを下のようにずらす必要があります。そのため、ずらすデータの数だけ余計に処理時間がかかります。

・格納領域も、リストの方が優れています。

配列の場合、最初に int data[100]; のように格納領域を指定するため、使わない無駄な領域が発生してしまいます。

一方リストはポインタだけで前後関係を表しているので、動的に拡張領域を変更することができ、無駄な領域が発生しません。

頻繁にデータにアクセスするようであれば配列を、頻繁にデータを書き換える場合であれば連結リストのように使い分けると効率がよくなります。

分割統治法 

大きな問題を同じ構造をもつ複数の小さな問題に分割し、その小さな問題の解を統合することで最終的に元の大きな問題を解決しようとする考え方です。整列アルゴリズムだとクイックソートマージソートが分割統治法の考え方に基づくアルゴリズムです。

サイバーセキュリティ経営ガイドライン 

・3原則

原則1:経営者は、サイバーセキュリティリスクを認識し、リーダーシップによって対策を進めることが必要
原則2:自社は勿論のこと、ビジネスパートナーや委託先も含めたサプライチェーンに対するセキュリティ対策が必要
原則3:平時及び緊急時のいずれにおいても、サイバーセキュリティリスクや対策に係る情報開示など、関係者との適切なコミュニケーションが必要

・重要10項目

指示1:サイバーセキュリティリスクの認識、組織全体での対応方針の策定
指示2:サイバーセキュリティリスク管理体制の構築
指示3:サイバーセキュリティ対策のための資源(予算、人材等)確保
指示4:サイバーセキュリティリスクの把握とリスク対応に関する計画の策定
指示5:サイバーセキュリティリスクに対応するための仕組みの構築
指示6:サイバーセキュリティ対策におけるPDCAサイクルの実施
指示7:インシデント発生時の緊急対応体制の整備
指示8:インシデントによる被害に備えた復旧体制の整備
指示9:ビジネスパートナーや委託先等を含めたサプライチェーン全体の対策及び状況把握
指示10:情報共有活動への参加を通じた攻撃情報の入手とその有効活用及び提供


プロダクトオーナー 

プロダクトオーナーとは、製品開発における方向性を決める責任者を指します。顧客の要望を正確に捉えて、プロダクト(製品)の価値を最大限化させることに責任を持つ職務です。

プロダクトオーナーは、主にスクラム開発に標準的な職務として導入されています。スクラム開発とは、ソフトウェア開発において機能ごとに開発とテストを繰り返すアジャイル開発の手法です。スクラム開発は、複数人のチームで役割やタスクを分散しつつ、コミュニケーションを取りながら行われます。そのスクラムチームが、明確な目標を持ってスムーズに作業を進めるためには、プロダクトオーナーの俯瞰的な視点が欠かせません。プロダクトビジョンの定義やニーズの予測、評価などの全般において、プロダクトオーナーの適格な判断が求められます。


エンタープライズアーキテクチャ 

エンタープライズアーキテクチャとは、大企業や政府機関などといった巨大な組織の資源配置や業務手順、情報システムなどの標準化、全体最適化を進め、効率よい組織を生み出すための設計手法。


アグリゲーションサービス 

複数の企業が提供するサービスを集積し、1つのサービスとして利用できるようにしたサービス形態。

要はマネーフォワード。


教師なし学習 

教師なし学習の具体的な手法として、クラスター分析、主成分分析、自己組織化マップ(SOM)など

 

逆ポーランド表記法 

A+BをAB+と記載。「AにBを足す」という語順。

(A+B)÷(C-D)であれば、まずx÷yで置き換えてxy÷に変形後、xをAB+、yをCD-で変形して最終的にAB+CD-÷となる。

サーバーコンソリデーション 

サーバ統合 サーバ統合(コンソリデーション)とは、複数台のサーバをまとめて1台にし、物理的なサーバの台数を減らすことである。 利用率の低い複数のサーバを1台の物理マシンに仮想化を用いてまとめることによって、サーバの資産コストを削減することが可能である。

プリページング 

プリページングとは、OSがストレージ上の領域を利用して仮想メモリを管理しているとき、近い将来アクセス要求が発生しそうな領域を予測して、あらかじめ物理メモリへ読み込んでおく方式。

実際にアクセス要求があってからページインを行う「デマンドページング」(demand paging)だとその度に処理が停止してしまうが、事前に読み込んでおけばスムーズに処理が進む利点がある。ただし、あてが外れて実際には読み込んだ領域が使われないこともあり、その場合は無駄に読み込みをを行って物理メモリを圧迫してしまったことになる。

16進数変換 

26ならば、16^1×2+16^0×6=32+6=38

1ACならば、16^2×1+16^1×10+16^0×12=256+160+12=428

スクラム 

スクラムアジャイル開発手法の一つで、「アジャイル開発のミニマムセット」と呼ばれるコンパクトなアジャイル開発フレームワークです。アジャイル開発の中でもっとも使われている手法です。

スクラムは、単純化すると以下の4つの特徴を持ちます。

  • スプリントという一定の期間毎に動くソフトウェアを作る
  • 要求はプロダクトバックログという優先順位付けされた一覧表に保管される
  • 各スプリントにおいてその時点での優先順位の高いバックログ項目を基本に、開発チームがスプリント内で開発できる目標を設定する
  • スプリント毎にバックログへの項目の追加や優先順位付け、動くソフトウェアの評価はプロダクトオーナーという役割の人が行う
SoE 

SoE(System of Engagement)とは、顧客や取引先との結びつきを強化する、あるいは絆を深めることなどを目的として使われるシステムを指す用語です。

たとえば顧客とのコミュニケーションに利用されるCRM(Customer Relationship Management)は、SoEに属するシステムの1つと捉えられます。顧客に関する情報、あるいは顧客と企業との過去のやり取りをCRMに蓄積し、その情報に基づいて顧客とコミュニケーションを行うことで、顧客体験価値の向上につなげることが可能になるためです。

そのほか、顧客からの問い合わせを受けるチャットボットのためのシステムや、ECサイトなどにおいて顧客の趣味嗜好に基づき商品を提案するレコメンドエンジン、あるいは顧客に対してサービスを提供するためのシステムなどもSoEと考えられるでしょう。

キャパシティプランニング 

キャパシティプランニングは、新規のシステム開発や既存システムの改修などの際に行われる作業で、大まかにはユーザーの事業計画や業務要件、サービスレベル要求などからITサービスの需要を把握し、これを提供するITシステムに求められるワークロードやディスク容量、ネットワーク容量などを推定して、そのシステムを構成するITリソース(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなど)の性能や数量、配置を割り出し、コスト上の制約を踏まえてリソース調達やシステム増強・再配置の計画を作成する、といった流れとなる。

フォワードプロキシ

フォワード プロキシとは、企業等の内部ネットワークとインターネットの間に設置され、セキュリティを確保する等の理由から直接インターネットと接続すべきでない内部コンピュータ(クライアント)に代わって、インターネットとの接続を「代理」する機器やソフトウェアのことです。内部ネットワークの端末(クライアント)が、インターネット上のサーバに接続するために利用されます。インターネット側から見ると、フォワード プロキシはクライアントのようにふるまいます。

これとは逆に、外部からのアクセスを内部ネットワークのサーバに中継するプロキシを「リバースプロキシ」と言います。これは安全性確保の他、負荷分散等の目的で利用されます。単に「プロキシ」と言った場合にはフォワード プロキシのことと意味します。

OCSP Online Certificate Status Protocol

有効性が不明な証明書を通信の相手方から受け取ったクライアントは、証明書を発行した認証局(CA:Certificate Authority)などがネットワーク上に設置しているOCSPに対応したサーバ(OCSPレスポンダという)へ証明書のシリアル番号などを記載した問い合わせのメッセージを送る。

OCSPレスポンダは認証局の証明書失効リスト(CRL:Certificate Revocation List)を参照して当該証明書の状態を確認し、有効、失効、不明のいずれかの応答を返す。応答が改竄されることを防ぐためデジタル署名が添付される。OCSPレスポンダは認証局に設置される場合と、認証局からCRLを受け取りOCSP応答に専念する検証局(VA:Validation Authority)により提供される場合がある。

PKI

PKI(公開鍵暗号基盤 Public Key Infrastructure)とは、公開鍵と秘密鍵のキーペアからなる「公開鍵暗号方式」という技術を利用し、インターネット上で安全に情報のやりとりを行うセキュリティのインフラ(基盤)のことです。要は普通の公開鍵暗号方式

c&cサーバ 

「コマンド&コントロール(C&C)サーバ」とは、ボットネットや感染コンピュータのネットワークに対し、不正なコマンドを遠隔で頻繁に送信するために利用されるサーバのこと。この用語は、もともと、司令官が目的遂行のために、部隊へ直接指令(command)を送り、制御(control)するといった軍事的な概念から派生したものである。


クリプトジャッキング 

クリプトジャッキングとは、パソコンのユーザーが知らないうちに、勝手に第三者によりパソコンを使われて、仮想通貨を得る行為のことをいいます。


レベニューシェア 

成功報酬型の契約形態で、将来発生する売り上げや利益を発注側と受注側で共有するしくみ。 受注側が事業に必要な費用を負担する代わりに、発注側はその事業で得られる収益をあらかじめ決めておいた配分率で受注側に分配する。


メモリインタリーブ 

メモリアクセス高速化のための技法で、物理的にひとつの主記憶を同時アクセス可能な複数の論理的な領域(バンク)に分け、これに並列アクセスすることで見かけ上のアクセス時間を短縮することができます。


ハミング符合

ハミング符号とは、データの伝送時に付加し、誤りを検知・訂正できる誤り訂正符号の一つ。ビット列中の1の数の奇偶を利用するパリティチェックを拡張したもの。誤りがあった場合、1bitの誤りであれば訂正が可能となります。


スタックポインタ 

スタックポインタとは、マイクロプロセッサ内部(MPU/CPU)でデータを保持するレジスタの一種で、スタックと呼ばれるメモリ領域の現在の操作位置を保持するためのもの。


ライトスルー、ライトバック 

ライトスルー方式:主記憶装置への書き込みを同時に行う方式
ライトバック方式:主記憶装置への書き込みを後で行う方式

ライトスルー方式は、高速なキャッシュメモリと低速な主記憶装置の両方に書き込みを行います。そのため、読み出し時はキャッシュメモリによって高速に動作するが、書き込み時の性能はまったく向上しません。ただし、キャッシュメモリと主記憶装置のデータは常に一致しているため「一貫性」を保つことができます。

それに対して、ライトバック方式では普段は高速なキャッシュメモリにしか書き込みを行わないため、読み出し時だけではなく書き込み時の性能も向上します。ただし、キャッシュメモリと主記憶装置のデータが必ずしも一致しているとは限らず、ライトスルー方式に比べ制御が難しいという短所があります。

チャレンジレスポンス認証 


クライアントが認証の開始を申し出ると、サーバは「チャレンジ」と呼ばれる乱数を元に決めた毎回異なるデータ列を送信する。クライアントは利用者が自分の知っているパスワードとして入力した文字列とチャレンジを組み合わせ、これをハッシュ関数を通してハッシュ値に変換したものを「レスポンス」としてサーバに返信する。

サーバは手元の認証情報から正しいパスワードとチャレンジを組み合わせてハッシュ値を算出し、レスポンスと比較・照合する。両者が一致すれば確かにクライアントに入力されたパスワードはサーバ上のものと同一であると確認できる。

一連の手順でパスワードそのものはサーバとクライアントの間でやり取りされず、経路上で攻撃者が盗聴することはできない。また、チャレンジやレスポンスを盗聴したとしても、暗号学的ハッシュ関数の性質によりパスワードを導き出すのは極めて難しい(チャレンジやレスポンスに十分な長さがあれば事実上不可能)。チャレンジは認証を行うごとに不規則に変化するため一種のワンタイムパスワードとなり、反射攻撃(リプレイアタック)などの攻撃手法にも耐性がある。

チャレンジ/レスポンス認証は様々な認証方式に採用されており、有名なものではPPP(Point-to-Point Protocol)の認証などに用いられるCHAP(Challenge-Handshake Authentication Protocol)がある。SSHのチャレンジ/レスポンス認証のようにハッシュ関数ではなく公開鍵暗号を利用する方式や、HTTPのDigest認証のようにクライアントがチャレンジを生成する方式など、いくつかのバリエーションがある。


ページング方式 

ページング方式は、主記憶と補助記憶をそれぞれ決まった大きさのページ(固定長)に分割し、ページングテーブルで対応付けて管理する方法です。

処理に必要なページを動的に主記憶(メモリ)に割り当てますので、限られた容量のメモリを効率的に使用することができます。

メモリの動的な割り当ての処理を「ページング」と呼びますがページングにおいて、「ページフォールト、ページアウト、ページイン」と呼ばれる3つのキーワードがあります。

仮想記憶管理の順を追って見ていきましょう。

まず、プログラムは大きな容量の「仮想記憶」に読み込まれます。実際は仮想記憶に読み込んだ段階で主記憶装置と補助記憶装置にそれぞれのデータが分かれて格納されます。仮想記憶上のデータがどっちの物理的な記憶装置にあるかは「ページテーブル」と呼ばれる仮想記憶上のアドレスと主記憶装置のアドレスを紐づけたテーブルで管理されています(下図参照)。

続いてページング処理です。コンピュータの処理において、主記憶(メモリ)上に必要なページがないことを「ページフォールト」と呼びます。ページフォールト状態の場合、メモリから補助記憶へページを追い出すことを「ページアウト」と呼びます。そして、必要なページを補助記憶からメモリに呼び出すことを「ページイン」と呼びます。これらの処理を随時行うことで、プログラムをメモリ上で実行しています。

SDN 

SDN(Software Defined Networking)とは、ソフトウェアを用いてネットワークを制御する技術の総称です。ルーターやスイッチなど、ネットワークを構成する機器をソフトウェアで一括して制御することにより、たとえばネットワークの構成やルーター・スイッチの設定を柔軟に変更することが可能になります。

従来のネットワーク機器は、1台ごとに個別に設定を行う必要があり、大規模なネットワークで構成を変更するとなると大がかりな作業が発生していました。しかしSDNを用いてネットワークを制御すれば、ネットワーク機器ごとに個別設定を行う必要がなくなり、作業負荷が大幅に軽減されるほか、ユーザーの要望や通信状況などに応じて柔軟かつ迅速にネットワークを制御することが可能になります。

このSDNを実現するプロトコルの1つとしてOpenFlowがあるほか、ネットワーク機器のベンダーが独自に開発したSDNソリューションもあります。

ニュートン法 

任意に定めた解の予測値から始めて、接線とx軸の交点を求める計算を繰り返しながら、その値を ƒ(x) = 0 となるxに近づけていく方法です。計算前のxと計算後のxの差が設定した誤差の範囲になるまで計算を繰り返します。

パリティ 

パリティビットとは、データの伝送や記録の際に生じる誤りを検知できるように算出・付加される符号の一つで、ビット列中に含まれる「1」の数が偶数か奇数かを表すもの。これを利用した誤り検出方式を「パリティチェック」(parity check)という。


ソートの方法 

バブルソートとは、与えられたデータ列を大小などの順序どおりになるように並べ変えるソート手法です。アルゴリズムの最も基本的な手法で、端から隣接する要素を比較・交換していくことでソートします。

選択ソートとは、各計算ステップにおいてソート済みの列と未ソートの列に分けて、最小の要素をソート済みの列の末尾に挿入していくことを繰り返すソート手法です。

挿入ソートとは、すでにソート済みのデータ列に対して、新しい要素を正しい位置に挿入することを繰り返すソート手法です。

マージソートはデータ列を細かく分割して、整列しながらマージしていくことでソートする手法です。

クイックソートとは、大きい値のグループと小さい値のグループに分けていき、それぞれのグループで同じようにグループを分けていくことを繰り返してソートする手法です。


ブロードキャストアドレス 

ブロードキャストアドレスとは、ネットワーク内のすべての機器(ノード)にデータを一斉配信するために使われる特殊なアドレス。プロトコル(通信規約)ごとに形式が決まっている。

例えば、ネットワークアドレスが「192.168.0.0」、サブネットマスクが「255.255.255.0」の場合、ホストを表す下位8ビットをすべて1にした「192.168.0.255」がブロードキャストアドレスとなる。そのネットワークに割り当てられたアドレス群の末尾のアドレスである。


IPsec 

IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)とは、暗号化によってパケットの秘匿や改ざん検知を実現するプロトコルです。主にインターネットを介して拠点間を接続する、インターネットVPNを実現するためのプロトコルとして広く利用されています。

スーパースカラ

スーパースカラとは、パイプライン処理を行う回路を複数持つことで複数の命令を同時に実行する仕組みです。

通常はパイプライン処理を行う回路が1つしかないが、スーパースカラの場合は、パイプライン処理を行う回路が複数あります。その結果、複数の回路を用いて同時に複数の命令を実行できます。

VLIW(Very Long Instruction Word、超長命令語)

Very Long Instruction Wordの略。日本語に直訳すると「超長命令語」。マイクロプロセッサ(MPU/CPU)の設計様式の1つで、複数の命令を1つの命令としてまとめて同時に実行する方式のこと。

VLIW機械語生成(コンパイル)時に並列化して、ハードウェアは並列命令を単純に実行するだけ、
スーパースカラは機械語生成時はスカラ(並列化していない)で、命令を読み込んだハードウェアが並列化して実行するという違いです。

レンダリング

レンダリング(rendering)は、データ記述言語やデータ構造で記述された抽象的で高次の情報から、コンピュータのプログラムを用いて画像・映像・音声などを生成することをいう。元となる情報には、物体の形状、物体を捉える視点、物体表面の質感(テクスチャマッピングに関する情報)、光源、シェーディングなどが含まれる。

リスクベース認証

リスクベース認証ではアクセスしてきたユーザの利用端末やアクセス時間などの行動パターンや、接続元のIPアドレスやOS、ブラウザなどの情報がいつもと異なっていた場合、なりすましの可能性があると判断し、通常の認証に追加する形で、別の認証を実施する仕組みが使われています。

デジタルフォレンジック

犯罪捜査や法的紛争などで、コンピュータなどの電子機器に残る記録を収集・分析し、その法的な証拠性を明らかにする手段や技術の総称。

EVM

■PV(計画予算)
PV(Planned value)は日本語で計画予算や計画値と訳され、プロジェクトの計画段階で最初に設定する指標です。

■EV(出来高
EV(Earned Value)は、日本語で出来高と訳され、ある時点までにおいて工程ごとにかかる予算を合計したものです。

■AC(実コスト)
AC(Actual cost)は、日本語で実際にかかったコスト(実コスト)と訳され、ある時点までに実際にかかったコストを合計したものです。

■BAC(完成時総予算)
BAC(Budget At Completion)は、日本語で完成時総予算と訳され、プロジェクト計画段階にプロジェクトが完遂した際にかかる総予算を設定するものです。
EVを算出する際の予算は、BACとなります。

問題管理プロセス

ITILでは「問題」は「インシデントを引き起こす可能性のある未知の根本原因」と定義しています。

例えば営業部から「プリンターが故障して、資料を印刷できない」という問い合わせがあったとします。この場合「資料を印刷できない」という事象がインシデントで、「プリンターが故障している」という未知の根本原因が問題となります。

問題管理とは、インシデントの根本原因を特定して解決策を策定するプロセスをいいます。

例えば上記の例の場合、「別のプリンターで印刷する」という解決策は、インシデントを解決していますが「問題」は解決していないため「インシデント管理」に当たります。問題管理とは二度と同じ問題が起きないように根本原因を究明することなので、プリンターの故障の原因を解明し再発防止策を実施しなければなりません。

インシデント管理も問題管理も重要ですが、緊急性が高くなりがちなインシデント管理は行われても、問題管理は後回しにされることも多いです。しかし、問題管理を行わなければ何度も同じインシデントが発生し、インシデント管理に忙殺されることになります。インシデント管理の業務を減らすためにも問題管理が重要なのです。

スタック

データを後入れ先出し(LIFO: Last In First Out; FILO: First In Last Out)の構造で保持するものである。

なお、FIFO(First In First Out、先入れ先出し)の原則を持つデータ構造または抽象データ型はキューである。

ファジング

ソフトウェアテストの手法の一つで、ファズ(fuzz)と呼ばれる通常想定されていない「不正データ」「予期せぬデータ」「ランダムなデータ」を対象の製品・システムに与え意図的に例外を発生させ、潜在的なバグ・脆弱性を検出する手法です。

B+木インデックス

木の深さが一定で、節点はキー値と子部分木へのポインタをもち、葉のみが値をもつ平衡木(バランス木)を用いたインデックス法です。関係データベースのインデックス法として現在最も普及しています。データ量が増加してもパフォーマンスの低下が少なく、どのキー値に対してもランダム検索や範囲検索、挿入・更新・削除を効率よく行える特徴をもちます。

m/m/1待ち行列

M/M/1の待ち行列モデルで平均待ち時間を計算する式は以下のとおりです。

 平均待ち時間=利用率÷(1-利用率)×平均サービス時間

利用率が25%のときの平均待ち時間は、 
0.25÷(1-0.25)×平均サービス時間=1÷3×平均サービス時間

利用率が40%のときの平均待ち時間は、
0.4÷(1-0.4)×平均サービス時間=2÷3×平均サービス時間

2つを比べると平均待ち時間は2倍になることがわかります。

トレンドチャート

プロジェクトの進捗を把握するために作成される図の一つで、費用と工程の消化度合いを表す折れ線グラフを予算と実績の両方について描画したもの。

原点をプロジェクト開始時点として、縦軸を金額、横軸に時間とする。開始前に策定した計画に基づいて、事前に想定した予算と工期の進み具合を折れ線グラフで書き入れる(実績と区別するために破線や点線とすることが多い)。

イテレーション

短期間での開発や、仕様変更への柔軟な対応力を特徴とするアジャイル開発では、「設計」「開発」「テスト」「改善」などの工程を短いスパンで複数回実行します。この繰り返しの工程がイテレーションです。

 

午前2

TLO 

 TLOとは、Technology Licensing Organization(技術移転機関)の略称です。大学の研究者の研究成果を特許化し、それを企業へ技術移転する法人であり、産と学の「仲介役」の役割を果たす組織です。

BRM 

企業のIT部門が情報システム部門との協働関係を緊密化し、IT投資によって経営基盤の強化を実現する管理手法のこと。Business Relationship Managementの頭文字を取って「BRM」と略されることもある。


SCOR 

SCORはSupply Chain Operations Reference modelの略で、生産管理・SCMの教育と認定資格を世界中に普及させている専門団体、米Supply Chain Council(SCC)が提唱するサプライチェーンプロセスの参照モデルです。複雑なサプライチェーンマネジメントのプロセスを標準化すること、その成果を定量的に把握することが目的です。

BSC バランス・スコアカード

企業業績を定量的な財務業績のみでなく、多面的に定義し、それらをバランスよくマネジメントしようとする経営管理手法。

企業業績を(1)財務業績に加えて、(2)顧客、(3)内部プロセス、(4)組織能力といった4つの視点で幅広く定義し、それらのバランス(短期的な成果から中長期にわたる取り組みの成果)を保ちながら、企業の財務業績を中長期的に実現します。


インプレッション保証型広告 

広告となる文章や画像などが一定回数表示(インプレッション)されるまで広告掲載を行なう方式である。 「ページビュー保証」「PV保証」とも呼ばれる。 契約期間中に広告が表示された回数が一定数に満たない場合は掲載期間を延長する。


実費償還型契約 

実費償還契約は、ベンダーがプロジェクトに費やした実作業時間と単価及び必要な経費に基づき費用が算出されます。要するに、「作業にかかった時間だけ請求する」という契約です。


セグメンテーション変数 

セグメンテーションとは、マーケティング戦略において限られた資源を効率的に投下するため、市場に存在する不特定多数の顧客を、同質のニーズや特性を持つと判断して差し支えない人々の集団に細分化することである。

消費財マーケティング、すなわち市場の顧客が消費者としての個人であるようなマーケティングにおいては、セグメンテーション変数として使われるものは大きく4つに分類される。すなわち、「地理的変数(GeographicVariables)」「人口動態変数(DemographicVariables)」「心理的変数(PsychographicVariables)」「行動変数(BehavioralVariables)」である。


TOC Theory of Constraints 「制約条件の理論」

TOC(Theory of Constraints:「制約条件の理論」)は、パフォーマンスを妨げている”制約条件(Constraints)”に集中して改善することで、企業全体の業績改善や向上が期待できるマネジメント手法です。
「現在から将来にわたって繁栄し続ける」 という企業の目的を達成することを目的としています。
簡単に表現すると、全ての課題に対策を打つのではなく、その課題の根本原因となっているごく少数の制約条件に対策を打つことで、最小の手間と時間で最大の改善効果を得られるマネジメント手法です。


ティアダウン 

一般的にリバースエンジニアリング(テアダウン)とは、既存の製品を解体・分解して、製品の仕組みや構成部品 、技術要素などを分析する手法のことを言います。この手法により、その製品に使用されている技術を分析、調査、確認することを可能とし、新製品の開発などに役立てることができるものです。


コンティンジェンシー理論 

コンティンジェンシー理論とは、いかなる環境でも力を発揮するリーダーは存在しないという理論です。

リーダーも人間なので、高いパフォーマンスを出せるかどうかは職場環境や人間関係などの外的要因が大きく影響します。

現代は社会の変化が激しいため、リーダーの在り方も変わらなければいけません。組織再編や事業売却など企業を取り巻く環境に合わせて、リーダーシップスタイルを選ぶ必要があります。

そのため、組織の変化に合わせて最適なリーダーシップを選ぶ際に、コンティンジェンシー理論が活用される傾向にあります。

IDEALモデル 

・開始フェイズ( I -initiating)
 プロセス改善の実施に先立って、改善活動の背景を明らかにして改善の動機付けを行い、主催者の態度を固め、支援体制・活動体制を確立する。IDEALモデルでは、各フェイズを繰り返し行うことが前提となるが、開始フェイズだけは原則として改善活動に着手する最初に1回だけ実施する。

・診断フェイズ( D - diagnosing)
 評定や診断などを実施して改善活動の対象である組織/プロジェクトの現状を評価するとともに改善後の状態(ゴール)と比較して、ギャップや改善ポイントを明らかにする。

・確立フェイズ( E - establishing)
 診断フェイズで得られた結果に基づいて、プロセス改善活動の優先順位と取り組み方を策定し、具体的な改善計画を作成する。

・行動フェイズ( A - acting)
 確立フェイズで作成された改善計画に従って解決策を作り、その先行評価・試行・パッケージ化・展開・長期支援移行を実施する。プロセス中心アプローチと問題中心アプローチの2つがある。

・学習フェイズ( L - learning)※
 行動フェイズの結果を受けて、これまでの活動を分析してその妥当性を確認し、次のサイクルの準備を行う。ここでプロセス改善活動のレベル向上を計画したり、より効果的・効率的な方法を整理・提案するなど、継続的改善を定着させる。


決定木分析 

決定木分析と回帰分析はどちらも目的変数を予測するモデルを作っている点では同じです。
そのためどちらも似たような場面と目的で使用されます。
ですが決定木分析と回帰分析は、予測モデルを作るプロセスが異なります。

決定木分析はYes,Noの分岐のみで目的変数を予測します。
計算式などを使わずにシンプルな分岐のみで予測する点が、決定木分析の最大の特徴です。
一方で回帰分析は、y=ax+bのような回帰式と呼ばれる式を使って予測します。
基本的に目的変数と説明変数が比例関係にあるという仮定のもとで予測式を作っている点が、回帰分析の特徴です。
目的変数と説明変数が比例関係にある場合、回帰分析は精度が高くなります。
そのため使うデータによって決定木分析が適する場合もあれば、回帰分析が適する場合もあります。
また分析後に得られる結果に関しても、決定木分析と回帰分析は異なります。
決定木分析の結果はほとんどの場合、先ほどお見せした決定木(図)で示されます。
回帰分析の結果は”偏回帰係数”や”標準誤差”といった数値で示されます。

以上の理由から、分析目的は同じでも使うデータや得たい結果の形によって各分析を適切に使い分ける必要があります。


FSP(Frequent Shoppers Program)

FSPとは「フリークエント・ショッパーズ・プログラム」の頭文字を取った名称です。フリークエントは「頻繁」、ショッパーズは「買い物客」という意味なので、FSPは「自店で頻繁に買い物をしてくれる優良顧客を優遇するプログラム(施策)」となります。

優良顧客をその他の一般顧客よりも優遇することで、自店に対する顧客からの信頼や愛着――すなわち「顧客ロイヤリティ」を高められます。顧客ロイヤリティが高まると、顧客はその後も継続的に自店を選んで買い物をしてくれるようになります。

具体的にどのような施策がFSPになるのでしょうか。実は皆さんがよく利用する多くの店舗でFSPは導入されています。

例えばポイントカードもFSPの一種です。その店舗で何度も買い物をするとポイントがたまり、たまったポイントを使って割引やノベルティのプレゼントといった特典が受けられます。ポイントカードはもっともポピュラーなFSPといえるでしょう。昨今はポイントカードをアプリで提供している企業も増えています。

スキミングプライシング 

スキミングプライスを取る価格戦略を、「スキミングプライシング(skimming pricing:スキミング価格戦略)」といいます。

英語でスキミング(skimming)とは、「上澄みをすくい取ること」です。つまり対象市場全体の上澄みである富裕層などの「高くても買ってくれる顧客」を狙った戦略です。

スキミングプライスの価格設定を行うことで、商品の導入期から高収益力を確保し、投資の早期回収を図ることができます。

対義語はペネトレーションプライス

EMS

Electronics Manufacturing Serviceの略であり、電子機器の受託生産を行うサービスのことである。製造業務に特化したいわゆる下請けとは異なり、EMSは契約を基に量産規模でのロット生産業務を担う点が特徴。また独自に部材調達、設計、配送など製造業務以外の工程にも入り込み、スケールメリットを活かす場合もある。

下記3つの形態とは異なる受託業務として扱われることが多い。

ファウンドリ - より高度な半導体チップの受託製造を行う。TSMC、UMCといった台湾企業に代表される。
OEM(Original Equipment Manufacturing) - 設計は自社ブランドを持つ発注元が行い、生産だけを受託する。
ODM(Original Design Manufacturing) - 製造だけでなく企画・設計も含めて受託する。

 

アンゾフの成長戦略

市場と製品の組み合わせ

コトラーのブランド戦略

ブランドと製品の組み合わせ

ライン拡張

シックスシグマ

シックス・シグマの語源となっているのは、統計学における標準偏差を意味するσである。ある品質特性値が(平均値標、準偏差σ)の正規分布に従う製品不良の発生状態において、「100万回の作業を実施しても不良品の発生率を3.4回に抑える」ことへのスローガンとしてシックス・シグマという言葉が使われ、定着していった。

スマート・コントラクト

ある契約・取引について「特定の条件が満たされた場合に、決められた処理が自動的に実行される」といった、契約履行管理の自動化を指します。ブロックチェーン上に記録された実効性のある取引・契約について、その発効などの条件をプログラムとして記述し履行管理を自動化することで、様々な業務をシームレスに繋げられると期待されます。例えば、IoT技術と組み合わせて、「自動車ローンの返済が滞った場合に、対象となる自動車をロックする」といった自動処理が実現できると考えられます。