一生旅行生活してえ

最近は主に資格取得関連のメモとか勉強法とかを整理

証券アナリスト

資産運用を考え始めた人へ その3 ~投資信託というものは~

その2では経済について述べました。続いてその3では投資信託について記載します。 戻ってその2、その1を読みたい場合は、以下を参照してください。 s-tkmt.hatenablog.com s-tkmt.hatenablog.com 株式というものは 分散投資のすすめ 投資信託(ファンド)とい…

資産運用を考え始めた人へ その2 ~経済の話~

その2は経済についての話を述べていきます。 その1については以下を参照してください。 s-tkmt.hatenablog.com 経済は成長し続ける 経済成長は人口に比例 他方で日本は… 経済は成長し続ける さて、投資というとまず株式が思い浮かぶかと思いますが、実際には…

証券アナリスト合格体験記 ~2次試験の勉強法や対策など~

一次試験開始から2年超の歳月を経て無事合格した証券アナリスト。特にスクールや通信講座には頼らず独学で合格に至ることができた。ここに至るまでを記載していこうと思う。なお1次試験については以下参照。 s-tkmt.hatenablog.com 動機 難易度 参考書 戦略 …

証券アナリスト用語集

証券アナリスト試験にむけた用語集をまとめてみたいと思う。普段勉強にあたってノートにまとめたり、単語カード等を用いた用語集を作ることはしないのだが、主に以下の理由より証券アナリスト二次試験に向けては整理していきたいと思う。 二次試験においては…

t検定についての考え方を整理してみた

証券アナリストのための数学として、一般的な統計学の知識も求められる。 平均とか分散とかそのあたりはまだいい、共分散、回帰分析、重回帰分析あたりは実際に具体的なデータを用いて考えることでなんとか理解ができる。しかし、t検定に関する標本を用いた…

ファーマ-フレンチの3ファクターモデル をわかりやすく整理してみた。

証券アナリストの二次試験に向けて勉強を開始!とするといきなり物騒な概念が出てくる。「ファーマ-フレンチの3ファクターモデル」だ。どうもこれは1993年頃にできたものらしく、そう考えると概念としてかなり新しい。そのためか、ググってもわかりやすく解…

証券アナリスト合格にむけて ~1次試験の対策や勉強法~

証券アナリストという、その道の仕事をしていないと通常は耳にすることが無いであろう民間資格がある。自分の本業はIT屋であるものの、その領域としては金融系(証券系)を担っており、場合によってはITの知見より金融・証券に関する知見が必要になることが多…

トービンの分離定理を分かりやすく説明

証券アナリストで証券分析を勉強していくと、「トービンの分離定理」なる単語が出てきて、これがまぁ初学者の自分にはよく分からんのである。とりあえず試験問題解くだけであればこの定義がよく分かって無くても計算はできるのだが、知っておくとその後の概…

株主に帰属するフリーキャッシュフロー

財務分析における各種キャッシュフローについては以前整理したため、今度は、株主に帰属するフリーキャッシュフローについて整理しようと思う。 その過去のキャッシュフローについての説明は以下の通り。 s-tkmt.hatenablog.com 定義 1.税引後当期純利益 2.…

財務分析におけるキャッシュフローの考え方

とにかく自分が苦手としているというか、よくわかっていないのがキャッシュフロー周り。営業キャッシュフローの式とか全く覚える気になれないのだが、そうもいってられないので一度整理してみようと思う。なお、ここでは間接法を用いた記載で統一する。 営業…

状態価格(アロー証券)の考え方について

状態価格の考え方がなんだか分かったようでよく分からなかった。証券アナリストの試験問題として解くだけなら公式覚えて解けるのだが、なんだかモヤッとしていたのが正直なところであった。 問題として出されるのは、現在価格と状態1、状態2があり、それに対…

残余利益の考え方

残余利益モデル自体は特別難しい分野では無いと思うが、なんだか自分の中で理解が浅かったため、備忘のために記録しておく。 まず定義は以下の通り。 純利益はいいとして、第二項の必要収益とはなんぞやである。これは株主の期待利益のことであり、その会社…

EBITDA倍率の考え方

EBITDAについては証券外務員なんかにも出てくるものだが、そもそもEBITDAってなんて読むのかわからないし、これがどういう指標なのかいまいちピンと来ないので、整理してみる。 まず、EV/EBITDA"倍率"の定義は以下の通りだ。 ※EV:企業価値 むむむ、、、何が…

インタレスト・カバレッジ・レシオの考え方

なんだか長ったらしい名前のインタレスト・カバレッジ・レシオ。この指標自体は支払利息をきちんと払いきれるか(カバーできてるか)を示す指標であることはなんとなく理解はしており、分母に支払利息がくるのも納得。問題は分子の考え方だ。式で書くと以下の…

イールドカーブの大小関係について

イールドカーブについて、参考書なんか見ているとスポットレートカーブとフォワードレートカーブとパーイールドカーブがそれぞれグラフ化されていて、どっちがどっちよりも大きいとか小さいとか、そういった説明がなされている。 視覚的には「はいそうですか…

債券利回りの比較

債券の利回りを考える上では、直接利回り、実行利回り、単利最終利回り、複利最終利回り、所有期間利回り、応募者利回り、クーポンレート…似たような概念がいっぱいあってわかりづらい。これに加えて、これらとパー債(オーバーパー、アンダーパー)との大小関…

定率成長配当割引モデルとPBRとの関係

株価の理論価格の一つとしてある配当割引モデルのうち、企業が一定の成長率にて成長していくとことを前提とする定率成長配当割引モデルとPBRとの関係式を整理する。 前提知識 本題 補足 前提知識 定率成長における配当割引モデルは以下の式で示される。 :理…

デュレーションとコンベクシティの考え方

デュレーションとコンベクシティを整理する。 ものの本なんかでは、修正デュレーションはマコーレーデュレーションにを乗じたもの、、、という説明がされていたりするが、全然ピンとこない。いや、確かに数式をいじる上では確かにそうなるのだが…。 多分正し…

ROEとROAの関係式

財務分析において、ROEとROAについてこんな関係式がしれっと出てくる。 :負債、:自己資本、:負債利子率、:法人税率 はい意味分かんないー。試験で問題解くだけならこれを丸暗記するのもアリっちゃアリだが、それでは本当にただの暗記にしかならないので…

連続複利計算の考え方

通常、債券の利払いは年1回とか年2回といった頻度だが、これを連続的に、つまり年1回の利払いを月1回、日1回、秒1回…というように慣らしていったときの金利計算は以下の式で表される。※ここでの"債券"はいわゆる国債などの個別有価証券というより、複利効果…