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インタレスト・カバレッジ・レシオの考え方

なんだか長ったらしい名前のインタレスト・カバレッジ・レシオ。この指標自体は支払利息をきちんと払いきれるか(カバーできてるか)を示す指標であることはなんとなく理解はしており、分母に支払利息がくるのも納得。問題は分子の考え方だ。式で書くと以下の通り。

\dfrac{事業利益(営業利益+受取利息+受取配当金)}{支払利息}

細かいことを言うと分子には持分法投資損益を加味する必要があるとか、分母には割引料を加味する必要があるが、一旦話を分かりやすくするために上記式で整理する。

導出

支払利息をカバーするための原資はどこから(どの利益から)払うか、から考えてみる。

支払利息は一時的に発生するものではなく、一般的に債務期間払い続ける性質をもつため、定常的なキャッシュアウトが発生するものである。ということは、支払利息をカバーするためには定常的な利益をベースに支払う必要が出てくるため、経常利益でカバーする、という考えに至る。しかし、経常利益は利息を支払ったあとの利益であるため、経常利益の利息を支払う直前の利益でカバーするのが正しい、すなわちそれが事業利益(営業利益+受取利息+受取配当金)である。ここからインタレスト・カバレッジ・レシオの分子は事業利益であることがわかる。

 以上

参考文献:

インタレスト・カバレッジ・レシオ|意味・計算方法|税理士検索freee