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【2020年】8月11日:公的年金の運用益が四半期で過去最高な件

今日は猛暑日。40度を超える地方もあるとかないとか。個人的には寒いより暑いほうがマシ派なので、暑い分にはまだ問題ないかな…。なんやかんやこの平日毎日投稿も3ヶ月続いている。そろそろネタ探しが難しくなってきた。ここが頑張りどころか?

 

 

GPIF、運用益12兆円超 4~6月、四半期で最高

www.nikkei.com

GPIFのこの第一Qの運用益が、過去最高のパフォーマンスを叩き出したようだ。といっても当たり前のことで、3月のコロナショックにより3月末はどん底の状態、そこから世界的な大規模金融緩和により盛り返したこの3ヶ月なので、その差を鑑み得るとそりゃ過去最高レベルでのパフォーマンスになるわな、という感じである。

ただ、年金運用の世界においては短期的なパフォーマンスというのはあまり意味が無く、数十年単位において、年金財政を補填できるだけの一定の運用益を安定的に出すことのほうが重要である。そのため、たかだが3ヶ月の運用成績で一喜一憂していてもあまり意味がなく、このニュースもそりゃそうだよねというレベルの認識で十分であろう。ちなみにこの第一Qでの期間収益率は8.3%だったそうだ。この収益率で複利計算してみると30年の運用で資産が10倍になる。素晴らしい。

なお、よくある「財源が無いので将来年金が受け取れなくなる」系の問題について、具体的に年金財政としてどの程度の運用利回りでどの程度増やしていくことが必要なのか、というところをきちんと調べたことがあるわけではないので、これについては詳細に論じることができない。このあたりを勉強してどこかで整理したいなと思っているところではあるのだが…。確実に言えるのは、2000万円問題じゃないが、国任せにするのではなく自分たちでもきっちり将来に向けて資産運用していく必要はあるよね、ではそれに向けてどういう運用をすべきなのか、という話だったり、定年延長および受給開始年齢は後ろ倒しになる(後ろ倒しするほうが有利になる)にあたって、今後どういう働き方をしていくべきなのか、といった話であろうか。

それと、ふとこのニュースを見て思ったのは、GPIFが運用している全ファンドを組み入れたファンドがあると、GPIFと同じリターンを期待できる資産運用が可能ということになるということだ。GPIFは各運用会社において超重要なクライアントである。各社の精鋭ファンドマネージャーにより運用されおり、その上GPIFのレポートにも各ファンドによける運用成績が出るため、しのぎを削って運用をしている。それだけのすごいファンドが寄せ集まったのがGPIFが運用する全ファンドとなるため、これをインデックス化というか、これ自体をマザーファンドとして売り出せば、かなり魅力的な投信商品になりそうだが、、、現実的には運用会社側に対する権利問題やフィーの問題がありそうで無理だろう。

なお、話は逸れるが"GPIF"で検索したところ、肝心の年金積立金管理運用独立行政法人のWebサイトは5番目くらいの表示となっていた。わざわざ検索バーに「年金積立金管理運用独立行政法人」と入力して検索するよりも「GPIF」で検索したい。このあたりはSEO対策してもらいたいものだ…