一生旅行生活してえ

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【2020年】8月18日:ミャンマーでスマホ融資

冷房にやられたのか、喉が痛くなってきた。まさかコロナ…いやまさか…。

 今日はちょっと少なめ。

 

ミャンマースマホ融資

www.nikkei.com

 

ミャンマーには行ったことがないが、軍事政権が政治を牛耳っていたり、いろんな少数民族問題を抱えていたりと何かと大変そうな国であるのをなんとなく一般的な知識として知っているレベルである。いつかミャンマーにある各種仏教遺跡を巡ってみたいものだ。

そんなミャンマーでは銀行口座を開設している人が少ないため、スマホ経由ですべてキャッシュレスで融資から決済に至るスキームを確立しようとしているようだ。いわゆるリープフロッグというやつだが、既存のインフラが全く整っていないからこそ、先端技術をスムーズにそして爆発的に普及ができる状況のようである。日本では古くからある金融機関の縛りと、既存のシステムがすでに構築されてしまっている状況のため、0ベースからこのようなインフラを整えるのはかなりハードルが高いだろう。

融資における与信は過去の決済履歴から算出した信用スコアに基づいて算出するようだ。アリババが提供するということで、いわゆる芝麻信用の仕組みであろうか。これにより個々人の信用力を査定し、適切な融資枠を設定できるようにするようだ。

日本人や欧米人の感覚からすると芝麻信用のように一企業が個人情報を握ることに強い抵抗感を覚えるようだが、中国人としてはこの感覚は薄い。結局握られた情報をもとに便利なサービスや仕組みが作られるので、きちんと自分たちに還元されることを理解しているためだ。という自分もこの考え方に近くて、Googleへの情報提供を全く厭わないし、存分に活用して存分にサービスに反映してほしいと考えている。

 そのため、昨今の個人情報を偏重する風潮には正直疑問を抱かざるを得ない。さすがにドンピシャの住所や電話番号がガッツリ漏れてしまうのはマズいが、先日noteにて発生したIPアドレスの流出など、「だから何?」というレベルである。もちろん、本来見られてはいけない情報が見られてしまう作りになってしまったというシステムのバグとしては改善の余地があるものの、IPアドレスの流出なんぞユーザーへの影響なんてたかが知れており、これを騒ぎ立てるのはいかがなものかというところだ。

話を戻すとこの融資システムの提供が実現すればミャンマーにおけるアリババの影響は増していくことになるだろう。一帯一路構想における中国の世界進出はこれからもどんどん進んでいく。モンゴル帝国の再来となるのだろうか。