一生旅行生活してえ

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35歳会社員 香港マカオ旅行1日目~マカオは豪雨の夜空~

世間的な夏休みから少し後ろにずれて、9月の中旬に2日ほど休みを取りました。これを連休にくっつけて5連休とし、数年ぶり(2016年以来)に香港・マカオへいくこととしました。

実は2020年の2月に香港マカオに行くことを計画していたのですが、ちょうどコロナが世界を騒がすタイミングとなり泣く泣くキャンセル。そこから3年以上の歳月を経て香港へと行きます。

香港マカオは2013年、2016年と2回行っており今回は3回目。という意味では行き慣れている地域ではありますが、コロナが明けてどのようになっているかは気になるところでもあります。

ちなみに地球の歩き方などのガイドブックはまだ最新版が出ておらず、調べた限りでは11月頃に出る模様。ネット上もコロナ前のものが多く、最新情報があまり手に入らない状況ですが、まぁ2回行ったことがあってなんとなく勝手はわかっているので大丈夫だと信じます。

プロローグ

さて、過去二回行った香港・マカオの旅は先に香港に行ってからマカオに行くという順番でした。今回もそのつもりで最初予定を立てたのですが、マカオのホテルが高騰しており、特に土日の宿泊費がアホみたいに高いことが判明。具体的には平日だと一泊1~2万円のホテルが土日だと4~5万円とかそういうレベルです。

今回、木曜~日曜という旅程のため、後半の土日での宿泊とするとそれだけで宿泊費が爆上がりしてしまうので、先にマカオで遊んでから香港とすることとしました。

0日目

成田空港

さて、初日は移動日となります。正しく言えばこの日が1日目となりますが、移動だけで特筆すべき点も少ないので0日目としてしまいます。

具体的には9/14(木)となります。この日の夕方16時ごろに成田発となる飛行機に乗ります。そのため成田空港には昼頃に到着しました。

昼飯は一風堂。最高の日本食です。外国人客も多かったです。

久しぶりに食う一風堂はうまい!一蘭もいいけど一風堂も最高です。

その後は飛行機の登場時間までラウンジでゆっくり。ビールを飲みまくっていました。最高にうまかったので2.5杯くらい飲んでしまい、飛行機乗る前からベロベロです。

そのまま時間になり飛行機に搭乗。飛行機の中ではバチェラーシーズン5を見て過ごしていました。

Regala Skycity Hotel

飛行機に乗ること4~5時間で無事香港に到着しました。現地時間で20時くらいです。この日は時間も時間なので、空港近くのホテルに泊まって終了です。

ホテルまでは空港から車で数分程度の場所なので、空港のタクシーを拾ってそのままホテルへ。きれいでおしゃれなホテルでしたが、ド平日ということもあってかそんなに高くはありませんでした。

ロビーの蝶々が印象的です。

地図でいうと空港の駅から本当にすぐ近くです。このエリアに巨大な展示場があり、要は日本でいうとビックサイトのようなイメージでしょうか。

さて、飲み過ぎなのか飛行機で疲れ過ぎなのかわかりませんが体調が良くなかったので、この日は翌日に備えて即就寝しました。

1日目

マカオ

1日目の朝となりました。マカオへ向かうにあたってはフェリーで行くのが常套手段ですが、今回はバスを使って港珠澳大橋経由でマカオへ行くこととしました。2016年に香港に行ったときはまだこの橋は建設中でしたが、その後に完成し、今となってはマカオへ行くための主要交通手段となっています。それは香港からマカオというだけではなく、珠海(中国のマカオと接する都市)からの交通手段ともなっており、これらを結ぶ港珠澳大橋は世界一長い橋となっています。香海、門で港珠澳大橋です。

軽く調べた限りだと、香港空港からマカオのフェリーはこれに伴って減便している模様。そのため、0日目に空港から直接マカオへ向かうことはせず、一旦一泊して朝から向かうプランとしました。なお、バス自体は24時間動いているらしいので、まぁ一泊しないで向かうこともできましたが、今思えば0日目は体調崩していたので休んで翌日からの出発として正解でした。

ホテルから歩いてすぐのところにバス停があるので、これに乗ってボーダーゲートまで行きます。

バス停から数分でボーダーゲートに到着。めっちゃ近いです。ここで出国手続きやチケット購入を済ませます。

ここの行き方やチケットの買い方などがあんまりネット上に情報が上がっておらず若干不安を覚えていましたが、普通にGoogle Mapを使ったり、実際に行って現地の案内をみれば分かるレベル感でした。それなりに海外旅行経験がある人ならそんなに迷わないと思います。

チケットは片道65HKD。2023年9月のレート(約18円/HKD)だと1200円くらいです。ちなみに、2016年に香港行ったときは約13円/HKDだったので、40%くらい円安になっています。うーん、辛い!

チケットを購入したらそのままバス乗り場まで通されます。特に何時に出発するというような時刻表は無く、とにかく人が来たらそのまま誘導してある程度座席が埋まったら出発するという方式でした。公式サイトでは15分間隔というような記載がありましたが、実感としてもそれくらいで発車している感じです。

バスの乗車時間はおよそ40~50分くらいでしょうか。フェリーで行くよりは早いかと思います。また、バスが常に右側通行で、香港もマカオも左側通行なのになんでだろうと思っていたのですが、どうやらこの大橋はエリア的には中国に属しているようで、そのため右側通行なのだと思われます。

こうしてマカオに到着。思えば陸路で国境を超える経験は初めてでした。日本は当然島国なので空路か海路が前提ですし、それ以外の複数国をまたぐ旅行をしたときも空路で国境を超えていました。香港・マカオ間を国境というかどうかはおいといて、少なくともパスポートを見せて出国審査・入国審査が必要となるようなゲートを通るにあたって陸路を用いるのは初めての経験です。(海路は過去の香港・マカオ旅行でフェリー利用で経験あり)

マカオのボーダーゲートについてからマカオ中心部へ行くにはさらにバスに乗り継ぎます。とりあえず荷物を置くために、予約していたホテルであるリスボアへと向かいました。

ホテルリスボ

今回泊まるホテルリスボアです。奥側の金ピカで特徴的な方のグランドリスボアではなく、手前の円筒形の旧リスボアです。沢木耕太郎深夜特急にも出てくる老舗であり、古いせいか宿泊料もそこまで高くありませんでした。

古いしそんなに宿泊料も高くないからボロいのかなぁ~と思っていたのですが、入ってみたらびっくり。確かに古さはある程度感じるものの、内装は石造りできちんとお金をかけた作りとなっておりかなりレベルが高かったです。その他廊下にある彫刻品などもガチっぽい感じのものが多く、日本のバブル期に建てられた建物を彷彿とさせます。あの頃の建物は確かに古いんですが、金がかかっているので素材とかがかなりしっかりしているんですよね。

部屋の中はこのような感じで、アンティークな雰囲気があり、とてもおしゃれでした。

マカオ散策

さて、ホテルに荷物を置いてマカオ旧市街の散策です。ポルトガル領だった頃の名残があるエリアをふらふら徘徊します。

の前に、まずリスボアの隣にあるグランドリスボアに入りました。

有名なのがこのドでかいエメラルドとダイヤモンドなのですが、仕切りが作られてしまい少し遠目からじゃないと見れなくなってしまっていました。この写真だとでかさがよくわからないのですが、210カラットほどあるようです。

その他、グランドリスボア内も調度品や彫刻などかなり凝ったものが置かれており、外観のド派手だけではなく内装にもこだわっている感が伝わってきました。

グランドリスボアのロビーをサクッと見回ったあとは朝食を兼ねて、エッグタルトを食べるためにグーグルの口コミで反響のあるパン屋へ。

マーガレットカフェなる店に行きます。ちょっと中に入ったところにあるので分かりづらいのですが、この看板のおかげですぐ行けました。

朝10時くらいでしたが、それなりに賑わっておりました。さすがの人気店。

名物のエッグタルトです。玉子が濃厚でうまし!

さて、そのままセナド広場へと向かいます。歩いてすぐです。

天気がちょっと微妙なのが残念ですが、こればかりは仕方がありません。また、9月ということで中秋節の飾りがありました。

日本でも中秋の名月という言葉があったり、月見といえば9月というイメージがありますが、せいぜい団子食って終わりというレベルです。他方、中華圏(中国・韓国等々)だと中秋節はこのように大々的に祝う行事となっており、祝日になっていたりします。

そのまま歩いて聖ポール天主堂跡へと向かいます。

聖ポール天主堂跡に向かうまでの参道においてはやたら肉乾屋がありました。きちんと数えていませんが、犬も歩けば棒に当たると言わんばかりに30軒はあった気がします。少なくとも過去に行った2013年、2016年にはこんなになかったはず。かつて台湾の九份も肉乾屋ばっかりだったときもありましたが…定期的に中華圏では肉乾がブームになるのでしょうか?お土産として買っても日本には持ち込めないのでそのままスルー。

そしてマカオ名物ハリボテ教会こと聖ポール天主堂跡に到着です。マカオでも有数の観光地なので観光客が多いですが、沢木耕太郎深夜特急を読むと、その当時は全然人がいなく、子どもたちがここで鬼ごっこをしている遊び場という記述が…今では考えられないですね。

さて、見るもん見たので、一旦ホテルの方へ引き返すこととしました。

引き返すついでに見つけたおしゃれな喫茶店、金玉満堂。なんて読むのかは知りません。

コタイエリア

さて、お次はコタイエリアへと向かいました。マカオはざっくり南北で島が別れており、北のほうは昔ながらのエリア、南が新しく開発された埋立地エリアです。コタイは南の新しく開発されたエリアとなります。新しいといっても2000年くらいの話なので既に20年以上経ちますが。

ホテルリスボア付近からタクシーに乗り、パリジャンマカオへと向かいます。ここでお目当てのショップへと向かいます。

パリジャンマカオは名前の通り、パリをイメージしたホテル・施設となっており、手前にはエッフェル塔があります。実際のエッフェル塔よりは低いのですが、それでも100mを超えている高さがあるので目の前まで行くと普通にでかいです。相変わらず天気微妙ですなぁ。

中に入るとこのような感じで、さすがマカオ!中国!という感じのド派手なロビーで出迎えてくれます。この入り口はとても立派なのですが、中のショッピングエリアに行ってみると…

どことなく漂うビーナスフォート感…ちなみに天井は映像です。

写真だとわかりづらいかもしれませんが、壁の素材などが安物感というか、大型ショッピングモールとかで使われるような素材で、こういった細かい作りが正直微妙です。ディズニーランド・ディズニーシーの方が絶対的に格上です。

で、お目当てはここです!日本では絶対買えないSuperdryです。「極度乾燥(しなさい)」の怪しい日本語が大好きすぎるブランドです。2018年にタイに行った時にいい感じのリュックサックを買ったのですが、そろそろ買い替えたい時期…というわけでここに来て新しいカバンを買おうと思ったのですが…

極度乾燥(しなさい) が無い!!

どうやらロゴなどのデザインが一掃されたようで、極度乾燥(しなさい)はビンテージデザイン扱いとなり、ほとんど置かれていませんでした。基本的には"Superdry"をそのまま前面に押し出したデザインが主流となり、それはそれで確かにカッコいいのですが、「俺が求めているのはこれじゃねぇ!」という感じです。

というわけで結局何も買わずに終了…。世界的に店舗も減っているので、衰退しているんでしょうかね。。。極度乾燥(しなさい)を復活させてくれ!!

このままだと何のために来たのかとなってしまうので、エッフェル塔に登ることにしました。

高所恐怖症の自分にはキツイ高さでしたが、コタイエリアを見渡すことができて良かったです。夜に来たらライトアップがされるのでまた格別な予感がします。

空き地エリアも基礎があるのが上から見るとわかりますね。ここもなにか建てられるのでしょうか?

さて、パリジャンマカオの次はロンドナーへと向かいます。道路挟んで向かいにあるのですが、これともう1つのベネチアン含めた3つのホテルは全てSands系列のホテルとなっており、専用通路でも繋がっていたりします。

ロンドナーもでかくてこのように外観はカッチョいいのですが…

上から見るとかなり薄くてハリボテ感満載です。

特に中でしたいことがあったわけではないので、適当にふらふら散策して、昼飯がてら中のカジノに入って飯を食うことにしました。カジノ内にある麺屋に入って昼飯…なのですが、この麺屋がクソ高かった!具体的には1杯88HKD(約1600円)!これはカジノで勝ったらシメに食うラーメンですな…。

一番下のメニューなんて198HKD(約3500円)です。メニュー数も少ないのでここから選ぶしか無い…。結局一番上のワンタン麺を頼みました。

ワンタン麺はこのような感じで、見た目の通り味は普通に美味しかったです。ただ、1,600円出すほどかと言われると…という感じでした。これはちょっと失敗したなぁ。

さて、ロンドナーで高い飯を食ったあとはそのまま専用通路を渡ってベネチアンに行きました。ここは2016年のときに泊まったこともありますし、初めて行った2013年のときにもカジノで遊ぶために訪れました。

入り口はこのようなオブジェがあって豪華なのですが…

どことなく漂う三井アウトレットパーク感…やはりここも天井は偽物です。

ちなみに本物のベネチアのようにゴンドラに乗ったりもできるのですが、水からは塩素臭が漂います。まぁそういった意味では仮に落ちてしまっても衛生的には安全ですね。

で、パリジャンもロンドナーもベネチアンもどことなく安物感が漂ってしまう最大の原因は、やはり素材感でしょう。これはベネチアンの壁の一部をアップしたものですが、

妙に傷だらけだし、塗りはムラがあるし、そもそも素材が石膏ボード?的な感じがします。建築資材は全く素人なのであまりこの辺はわかっていませんが、こうしてみるとリスボアは古いとはいえ石が基調となっており、作りの安物感がありませんでした。差が出るのはこういうところなんだなぁ。

豪雨のマカオ

さて、コタイエリアのホテル巡りをし終わったあとは疲れたのでリスボアに戻り一休みし、そのまま夜を迎えました。なんといってもマカオが楽しいのは夜です。下品なまでにギラギラにライトアップされる建物たちを見るのがこれまた一興…のつもりだったのですが、外は大雨でした。

写真だと分かりづらいですが、通行人の多くが傘をさしているのが分かるかと思います。この時点でそれなりに降っていた雨は全く止む気配無し。

とりあえず晩ごはんを食べるために、歩いて目をつけていたレストランへと向かいます。

…のですが、雨はますます強くなる一方でした。10分くらい雨宿りをしたりしたのですが、かえって待てば待つほど雨が強くなるので、もう濡れる覚悟で道路を飛び出し、目的地のレストランへと入りました。

ポルトガル料理屋です。ポルトガル領だった名残でマカオにはこの手のポルトガル料理屋がちらほら。

Restaurant Galo Macau - 公雞葡國餐廳

マカオで食うポルトガル料理はめっちゃうまくて最高でした。これのためだけにまた行きたいくらいです。

大雨の中お店の外観を撮りました。Dom Galoという店なのですが、漢字だと公鶏。公鶏でなんて読むのかは不明です。

で、この大雨の中ではろくに夜のマカオを散策できないので泣く泣くホテルへと戻ることとしました。途中でMGMなど雨宿りついでにホテルの中を通ったりバスを使ったりしてなんとかリスボアへと生還。普通に歩けば10分くらいで行けるのですが、あれやこれやで30分くらいかけて戻りました。

リスボアのカジノは大雨でもネオンが光り輝いていました。この原色をつかったギラギラ感がたまんねぇ・・・。雨が降らなければ改めてコタイエリアとかにも行きたかったですが断念。またマカオに行くしか無いですな。

さて、外がアホみたいな大雨だったせいで、傘を差していたものの足元や靴がびしょ濡れでした。ホテルの部屋に戻ってからは、ドライヤーを全開にして靴を乾かしたりしたのですが、かなりの濡れ具合だったせいもあってなかなか乾かない…。1時間くらいドライヤーを当てることでなんとか「これなら履けるかな…」というレベルまで持ち直すことができました。基本的にあんまり雨を気にしない性格ではありますが、流石に今回のはキツすぎました。大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!

1日目は以上で終わりです。2日目は以下から。

s-tkmt.hatenablog.com